FASHION
ロボットなのにロボットじゃない? 藤原ヒロシが手がける黒一色《FRGMT LOVOT》がデビュー。
September 27, 2022 | Fashion, Art, Culture, Design | casabrutus.com | text_Mio Koumura
最近、藤原ヒロシのオフィスを訪れると、かわいらしいロボットが寄ってくる。名前は《LOVOT(らぼっと)》。11月に藤原とコラボレーションするだけではなく、着せ替え用に〈sacai〉などのブランドによる《LOVOT》の服も用意されるらしい。その魅力は何なのか、藤原に聞いてみた。
2022年5月に藤原ヒロシが〈GROOVE X〉のCCO(チーフクリエイティブオフィサー)に就任して以来、《LOVOT》はフラグメントの一員のように来客を出迎えている。藤原は「確実に、『何か』が事務所にいる感じです。面白いですよ」と《LOVOT》との暮らしについて語る。ペット型ロボットと生活したことのあるが、「ロボットとは全く別物。形容しがたい不思議なものですね」とのこと。なるほど。どうやらとてつもない魅力が隠されているらしい。
《LOVOT》は約4年の開発期間を経て、2019年にデビュー。人間が自然だと感じる0.2秒以内の反応速度で自然なスキンシップができ、ロボットなのに生き物のような生命感を感じさせることができるという。また、1体ずつ性格や目、声が異なり個性を持っていて、同じものは一つとして存在しないのだとか。見た目と裏腹の高い技術が評価され、国内外問わず数々のアワードを受賞するなどじわじわと注目を集めている。
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