FASHION

ユニクロ『LifeWear Magazine』でソフィア・コッポラが語るNYライフ。

March 2, 2022 | Fashion, Art, Culture, Design | casabrutus.com | text_Housekeeper

〈ユニクロ〉から新しい『LifeWear Magazine』が発刊された。今回のテーマ“The Joy of Clothing”は、服と着る時のシンプルな幸せや喜びについてフォーカスしたもの。自由な着こなしを楽しむニューヨーカーの代表として、ソフィア・コッポラが登場している。

春に向けて新しい『LifeWear Magazine』が発刊。

イースト・ヴィレッジにあるソフィアのアトリエにて。『LifeWear Magazine』より。

ウェストヴィレッジにあるダイニング〈Buvette〉にて。『LifeWear Magazine』より。

6冊目となるユニクロの『Life Wear Magazine』が発刊された。その見どころは、18組のニューヨーカーたちの着こなしとライフスタイル。ニューヨークはコロナ禍で厳しい状況に追い込まれた都市の一つだが、登場するニューヨーカーたちは生き生きとした表情で、力強くポジティブにライフスタイルを見せてくれている。

その代表として登場するのが映画監督のソフィア・コッポラ。映画『ヴァージン・スーサイズ』や『ロスト・イン・トランスレーション』で時代のアイコンとなった彼女は、今どんなことを考えているのだろうか？　イーストヴィレッジにあるソフィアのアトリエやお気に入りの書店やカフェで、NYへの想いやワードローブについて語っている。

ソフィア・コッポラ流ニューヨーク・ライフスタイル。

イーストヴィレッジにある書店〈Mast Books〉にて。『LifeWear Magazine』より。

「いつでも何かが起こっているエキサイティングな街に住むというのは楽しいものよ。都会の中にある小さな町のように感じるウェストヴィレッジがお気に入り。私はここのアート、映画、音楽に文学と、全てが混じり合っているところが気に入っているわ。そしてどこでも歩き回れて、いろんな人を眺めることができるところもね」とソフィア。

また、”気分が上がる服”についての質問には「かわいいドレス。パーティのために着飾ると気分が上がるわ！　仕事のためのユニフォームを持つのもの好き。そうしたら楽だし、何を着るかを考えなくて済むから仕事にも集中できる。けれど特別な機会のときとか、おしゃれを一緒に楽しんでくれる友達といるときに着飾るのは楽しいものよ」。

気分転換については、「行き詰まったときは、邪魔されないように携帯を持たずに散歩に行くのが役立つわ。あとは花屋に行くのも大好き！　フラワーマーケットにある、業者向けの〈Dutch Flowers〉というお店がお気に入り。あとは〈Mast Books〉に本を探しに行くのも好きね。いつも何かしら刺激をもらえるから」と、お気に入りの店を紹介している。

18組のニューヨーカーのスタイルとは？

雑誌『balcony』エディター・ヴィセンテ＆オードリー夫妻。『LifeWear Magazine』より。

バロック楽器の奏者・マーク・アルミターノ・ドミンゴ。『LifeWear Magazine』より。

スケーター・クイン・バトレー。『LifeWear Magazine』より。

『LifeWear Magazine』。WEB限定コンテンツは特設サイトで公開中。

他にも様々なニューヨーカーたちが登場している。雑誌『balcony』を立ち上げたエディター、ヴィセンテ＆オードリー夫妻は、ウェストヴィレッジにある世界の雑誌が並ぶ書店〈CASA MAGAZINES〉を訪れたところ。また、バロック楽器の奏者でセラミックも製作するマーク・アルミターノ・ドミンゴは、ミクスチャーなセンスでまとめられた自宅を披露している。ローカルスケートチーム《Homies》に所属するスケーターで学生のクイン・バトレーは、NYの美しい街並みを歩く姿を見せている。まだまだ簡単にニューヨークを訪れることはできないが、『LifeWear Magazine』で紹介されたニューヨーカーたちの前向きな姿とエキサイティングな街の風景を見ていると、そのエナジーをもらうことができるはず。

『LifeWear Magazine』にはその他、オーストラリアの雑誌『frankie』とコラボレーションした〈UNIQLO and JW ANDERSON〉のファッションストーリーや、沖縄でものづくりに励む2人の作家の紹介、編集者・ベン・デイビスによる銀座案内など、興味深いコンテンツが満載。またWEB限定コンテンツは特設サイトで公開されている。ぜひチェックしてみよう。