藤森照信、初のアパレル店舗設計。マザーハウスの新店が誕生。
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〈マザーハウス〉本店の隣、前身である〈ファブリック マザーハウス〉が位置していた場所に〈e.(イードット)〉本店がオープン。

全面ガラス張りだったファサードは、滋賀産の土を使った塗り壁に。代表の山口がインドの綿職人を訪ねた際に目にした、馬ふんを用いた民家の壁がイメージソースになっている。有機的な曲線の窓は、自然と店内を覗き込みたくなる。

漆喰とタイルによる白い空間に、入り口そばのグリーン、中心をなす栗材の什器、そして〈e.(イードット)〉のクリエイションが映える。

栗材が最も“木らしい”のだと藤森がこだわった什器。「藤森先生は、これにかける思いが本当に強かった。中心が決まると他が決まる…とおっしゃっていました」(山口)

店側の「グリーンが欲しい」という要望に応え、藤森が設けた緑の意匠。先端の生花は季節により変えられるようになっている。
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