DESIGN
回して充電、〈nendo〉が手がけたスタイリッシュな発電式バッテリー。
March 2, 2019 | Design | casabrutus.com | photo_Akihiro Yoshida text_Aya Hasegawa
〈杉田エース〉と〈nendo〉が、 片手で回して発電できる、非常時に備えた手動発電式バッテリー《denqul》を共同開発した。
《denqul》は、“非常時に持ち出しすぐに使用できるバッテリー” をコンセプトに開発された、手動発電式バッテリーだ。バッテリー内蔵スティックと、それ包むような小物入れと一体化した充電ドックの二重構造で、充電された状態で自宅に常備しておき、非常時にはこれを持ち、避難することを想定した作りとなっている。
平時は普段はスティック状のバッテリーをクレードル(充電台)で充電しておき、携行する際はクレードルからバッテリーを取り外して使用。バッテリーの内筒を引き伸ばし、ねじってL字に折り曲げ、片手で振り回せば、遠心力の力で発電し、充電が可能となる。従来の手回し式バッテリーに比べて、少ない力で蓄電ができるのもうれしい。具体的には、1秒1.5回転のペースで約10分間回転させれば、スマートフォンの場合、約10分間の通話が可能となる。
なお、《denqul》は、先端付近に重みがくることで、遠心力が発生しやすいように、L字の先端部分にリチウムバッテリーを配置している。小物入れと一体化するデザインは、この構造をいかしたものだ。空いたスペースには、スマートフォンはもちろん、筆記用具やメガネなど、非常時に持ち合わせたいものが収納でき、災害時にはすぐに持ち出せる。
防災用品は事前に用意しても、いざ何かが起こった時にはその存在を忘れてしまう人も少なくない。しかし、《denqul》は、常に目に入り、手に取れる場所に置いておけるように、インテリアに溶け込むミニマルなデザインを踏襲。カラーは、ブルー、グレー、ベー ジュの全3色を用意している。
平時は普段はスティック状のバッテリーをクレードル(充電台)で充電しておき、携行する際はクレードルからバッテリーを取り外して使用。バッテリーの内筒を引き伸ばし、ねじってL字に折り曲げ、片手で振り回せば、遠心力の力で発電し、充電が可能となる。従来の手回し式バッテリーに比べて、少ない力で蓄電ができるのもうれしい。具体的には、1秒1.5回転のペースで約10分間回転させれば、スマートフォンの場合、約10分間の通話が可能となる。
なお、《denqul》は、先端付近に重みがくることで、遠心力が発生しやすいように、L字の先端部分にリチウムバッテリーを配置している。小物入れと一体化するデザインは、この構造をいかしたものだ。空いたスペースには、スマートフォンはもちろん、筆記用具やメガネなど、非常時に持ち合わせたいものが収納でき、災害時にはすぐに持ち出せる。
防災用品は事前に用意しても、いざ何かが起こった時にはその存在を忘れてしまう人も少なくない。しかし、《denqul》は、常に目に入り、手に取れる場所に置いておけるように、インテリアに溶け込むミニマルなデザインを踏襲。カラーは、ブルー、グレー、ベー ジュの全3色を用意している。
杉田エース TEL 0120 560 521