DESIGN
〈IDÉE CRAFTS〉2つの器展で美意識のある暮らしを探求。
August 17, 2018 | Design, Food | casabrutus.com | text_tomomi kato
作り手とともに “美意識のある暮らし” を探求する〈IDÉE CRAFTS〉でこの秋、竹村良訓と冷水希三子の四季の器『4 Seasons dish 'Autumn-Winter'』、二階堂明弘 作陶展『 'Tis Autumn.』と2つの器展が開催される。
陶芸家・竹村良訓と料理家・冷水希三子が選んだテーマは「四季」。自然の食材が持つ豊かな色彩を包み込む器「4 Seasons dish」となっている。第一弾のAutumn-Winterの発表を記念して、9月7日~24日、イデーショップ 自由が丘店にて展示会を開催する。
「形体と色彩の組み合わせ」を追究し、工芸の枠にとどまらず新しい価値観で作品づくりをする陶芸家・竹村良訓は、ろくろで形づくり素焼きした生地に、服を着せてあげるようなイメージで、直観的に釉薬を掛け分けていく。今回は、冷水と共に料理を意識しながら、旬な食材を旬な時期に味わう日常使いの器をイメージし、丁寧に二人で形と色を決めていったそう。
「形体と色彩の組み合わせ」を追究し、工芸の枠にとどまらず新しい価値観で作品づくりをする陶芸家・竹村良訓は、ろくろで形づくり素焼きした生地に、服を着せてあげるようなイメージで、直観的に釉薬を掛け分けていく。今回は、冷水と共に料理を意識しながら、旬な食材を旬な時期に味わう日常使いの器をイメージし、丁寧に二人で形と色を決めていったそう。
その結果選ばれたのは、ハーベスト、ブレス、フォーシーズンズという3 色の表情豊かな色合い。和食洋食問わず使いやすい形で、佇まいも雰囲気のある有機的な鉢に限定し、サイズは3サイズ展開。2019 年春には 第二弾として「Spring – Summer」春夏の器の発表を予定しているという。
また、イデーショップ 六本木店では、 国内にとどまらず海外へと活動の場を広げている陶芸家・ 二階堂明弘の作陶展を9月7日より開催する。
彼の代表的な作品「錆器(しょうき)」は、鉄分の多い益子の土を鉄の粉末と銅を主原料とする釉薬で塗り重ね、美しく経年変化した鉄のような質感が特徴だ。
繊細でモダンな薄造りの造形美に、刷毛で塗り重ねた痕跡が絶妙な表情をつくり、凛とした佇まいを放っている。どの作品も手に馴染む土の感触が心地よく、和と洋、どちらのスタイルにも馴染み、日々の暮らしに豊かさをもたらしてくれる器となっている。
彼の代表的な作品「錆器(しょうき)」は、鉄分の多い益子の土を鉄の粉末と銅を主原料とする釉薬で塗り重ね、美しく経年変化した鉄のような質感が特徴だ。
繊細でモダンな薄造りの造形美に、刷毛で塗り重ねた痕跡が絶妙な表情をつくり、凛とした佇まいを放っている。どの作品も手に馴染む土の感触が心地よく、和と洋、どちらのスタイルにも馴染み、日々の暮らしに豊かさをもたらしてくれる器となっている。
今回で2回目となる本展では、少しずつ深まる秋をテーマに、 秋の実りが美しく映える器やカップ、 オブジェとしても存在感を放つ花器や壺など、 色もかたちも様々な作品を300点以上展示する。さらに、華道家・平間磨理夫を迎え、会場には秋の訪れを感じさせる季節の花々を大胆に活け込んだ大壺や花器が会場に華を添える。五感を刺激するような陶芸家・二階堂明弘の作品をぜひ体験してみては。
