巨大な”CDの壁”が出現!信藤三雄レトロスペクティブ
『カーサ ブルータス』2018年8月号より
| Design, Culture | a wall newspaper | photo_Kazumasa Harada text_Katsumi Watanabe
Photo Gallery写真ギャラリー


小西くんの美意識が炸裂。pizzicato five『さ・え・ら ジャポン』(2001年)「小西康陽くんとは密接に、ある種のコンセプトアートを作っていきました。『Sweet Pizzicato Five』(1992年)など、ドットを使った作品が多いですね」

国民的なスターになった名曲。MISIA「Everything」(2000年)「MISIAはデビュー作から今まで、ずっとジャケットを担当しています。とにかく彼女の歌はスケールが大きい。これはL.A.で撮影した、少しSF感のあるもの」

ライヴでもこの衣装を使いました!松任谷由実『天国のドア』(1990年「古いバレリーナの写真がネタ元。スタイリストの伊藤佐智子さんが"ドレスは石膏で作ろう"と言いだして。ユーミンに石膏のドレスをハメました(笑)」

写真と作品内容がリンクした。Mr.Children『深海』(1996年)「本当は外に黒く大きなテントを張りたかったんだけど、天候のことを考慮して、スタジオ内にセットを組みました。椅子を7、8脚用意して試しました」

自分のデザインを確立した作品。松任谷由実『ALARM à la mode』(1986年)「"ユーミン、逃走"というテーマを思いついて。(ピエト)モンドリアンのようなラインと、ユーミンを合体させたら鉄格子の中にいるように見えたんです」

破天荒なノリを、さらに強調。サザンオールスターズ『海のYeah!!』(1998年)「ベスト盤ですね。タイトルは決まっていて、僕がどういう絵をつけるかっていう。半魚人はアマゾンからではなく、宇宙からやってきたらという設定です」