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初めてのミッフィー、原画が世界初公開!
| Design | a wall newspaper | text_Kana Umehara illustrations_Dick Bruna © copyright Mercis bv,1953-2015 www.miffy.com
1955年発売の『ちいさなうさこちゃん』から60年、今も愛され続けるミッフィーの展覧会が開催です。
オランダの絵本作家、グラフィックデザイナーのディック・ブルーナ。彼が、幼い息子と一緒に浜辺で追いかけた野うさぎからヒントを得て描いた「ミッフィー」の物語は、1955年に第1版『ちいさなうさこちゃん』として出版された。ご覧の通り、最初のミッフィーは耳や手足の形もバラバラで線もいびつ。まるで子供の落書きのような素朴な雰囲気。その後、この絵本はより記号的なデザインと表現を目指したブルーナによって洗練され、63年に現在も刊行されている絵本の誕生へとつながる。というわけで、今年は第1版の絵本が発売されて60周年の記念イヤー。松屋銀座を皮切りに全国を巡回するミッフィー展では、この第1版『ちいさなうさこちゃん』の原画を世界初公開。そのほか、人気絵本7作品や初期作品の原画、スケッチ、制作資料など約300点を公開する。
さらに特別展示として、オランダと日本の共同企画である「ミッフィー・アートパレード」から、日本人クリエイター15組が手がけたミッフィー像のお披露目も。高さ180cmの真っ白なプレーンミッフィー像(顔もナシ)に自由にペイントや装飾をほどこしていく。鹿児島 睦は自らミッフィーの世界に入り込み、彼女のためのオリジナルワンピースを仕立てる。一方、佐野研二郎は大好きなおばけミッフィーを立体的に表現する。それぞれのユニークなアプローチで生み出されたミッフィー像。ぜひ、ミッフィー展で目撃して。
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