DESIGN
カリフォルニアのデザインを振り返る『カリフォルニア展』。
July 19, 2017 | Design, Travel | a wall newspaper | text_Megumi Yamashita
ヒッピー文化が花咲いた1960年代から、シリコンバレー発のハイテク産業が世をリードする現在まで、カリフォルニア発祥のデザインやムーブメントを振り返る展覧会。
「自由をデザインする」との副題で、展示はテーマ別に展開。「自由に表現する」ではLSDなど薬物の影響によるサイケデリックなデザインや音楽などを展示。「見たいものを作る」では、ハリウッドやディズニーの映像表現を見せる。「欲しいものを作る」では、雑誌『全地球カタログ』と、その廃刊号にある「ずっと無謀であれ」を座右の銘に、スティーブ・ジョブズが開発したアップル・コンピュータなどが。デジタルツールやオープンソースを活用したメーカーズ・ムーブメントへと続く。「好きな人とつながる」では、フェイスブックなどのSNSを、「好きなところに行く」ではバイカーやGoogle発の自動運転車Waymoなどを展示する。革新的な発明とヒッピー的発想を結びつける画期的な企画展だ。