DESIGN
【最新号ちょい見せ】植物と暮らすインテリア〈トラフ建築設計事務所〉鈴野浩一|『インドアグリーンの新しい教科書』
『カーサ ブルータス』2024年12月号より
November 9, 2024 | Design | casabrutus.com | photo_Satoshi Nagare text_Yoshinao Yamada
発売中の『インドアグリーンの新しい教科書』から注目ページをご紹介!今回の企画は「植物と暮らすインテリア」……植物好きの建築家やスタイリスト。そして、グリーンの専門家は、自身のスペースをどのようにコーディネートしているのだろうか。各人の嗜好と美意識で構成された植物と暮らすインテリアとは。
●INTERIOR 植物と暮らすインテリア
暮らしの場という舞台で愛でる植物たち。
トラフ建築設計事務所を共同主宰する鈴野浩一さんが暮らすのは、築40年ほどの住宅をリノベーションした自邸。3階建ての建物の内外はグリーンで溢れ返る。中でもリビングのある2階には姿かたちの面白い植物が多い。
「どれもユニークな形で、人間が想像もできないようなものばかり。だからこそインスピレーションを与えてくれ、店で変わった植物を見るとつい買ってしまいます」
今から20年ほど前、鈴野さんは日本を離れてオーストラリア・メルボルンの設計事務所で働いていた。横浜で育った鈴野さんはまず現地の風景に驚いたと振り返る。
「それまでは人工物の中に緑がある環境で育ってきたのに、オーストラリアは自然の中に建築がある。突然、図と地の関係が逆転したのです。もちろん日本でも地方に足を延ばせば自然の力が強いところはたくさんあります。けれどオーストラリアの植物はあまりに独特で、別の惑星に来たのかと思うほど。当時は日本でオージープランツを見ることがほとんどなかったので、強烈な体験でした。その面白さにすっかり魅了されて、今でも建築やインテリアのプロジェクトでオージープランツを提案することが多いですね」
……続きは最新号『インドアグリーンの新しい教科書』でお楽しみください。
トラフ建築設計事務所を共同主宰する鈴野浩一さんが暮らすのは、築40年ほどの住宅をリノベーションした自邸。3階建ての建物の内外はグリーンで溢れ返る。中でもリビングのある2階には姿かたちの面白い植物が多い。
「どれもユニークな形で、人間が想像もできないようなものばかり。だからこそインスピレーションを与えてくれ、店で変わった植物を見るとつい買ってしまいます」
今から20年ほど前、鈴野さんは日本を離れてオーストラリア・メルボルンの設計事務所で働いていた。横浜で育った鈴野さんはまず現地の風景に驚いたと振り返る。
「それまでは人工物の中に緑がある環境で育ってきたのに、オーストラリアは自然の中に建築がある。突然、図と地の関係が逆転したのです。もちろん日本でも地方に足を延ばせば自然の力が強いところはたくさんあります。けれどオーストラリアの植物はあまりに独特で、別の惑星に来たのかと思うほど。当時は日本でオージープランツを見ることがほとんどなかったので、強烈な体験でした。その面白さにすっかり魅了されて、今でも建築やインテリアのプロジェクトでオージープランツを提案することが多いですね」
……続きは最新号『インドアグリーンの新しい教科書』でお楽しみください。
鈴野浩一 すずのこういち 1973年神奈川県生まれ。横浜国立大学大学院工学部建築学専攻修士課程修了後、シーラカンス K&H、カースティン・トンプソン・アーキテクツを経て、2004年トラフ建築設計事務所共同設立。住宅、商業空間、プロダクト、家具などで幅広く活躍。
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