DESIGN
〈金子眼鏡〉と〈MIYAKE DESIGN STUDIO〉が協業したアイウェアの特別展が開催中。
March 13, 2024 | Design | casabrutus.com | text_Aya Hasegawa
3月28日(木)まで、京都の〈ISSEY MIYAKE KYOTO | KURA〉にて特別展示「EYES」を開催中だ。
眼鏡の世界的産地、福井県鯖江市。この地を拠点とする眼鏡メーカー〈金子眼鏡〉と〈MIYAKE DESIGN STUDIO〉(以下、〈MDS〉)とのコラボレーションにより、〈ISSEY MIYAKE EYES〉は、2015年より新しいアイウェアを開発してきた。高い機能性と研ぎすまされた美しさ、そして実用的である「モノ」としての本質を備えた、これまでにない新しいアイウェアを生活の中に提案し続けることを目指す。その〈ISSEY MIYAKE EYES〉から、新しく登場するサングラス《MARROW》が登場した。セルとメタルという異素材を一体化させた《MARROW》は、金子眼鏡が誇る鯖江の技術と、〈MDS〉の一貫したデザインワークが溶け合うことで生まれたアイウェア。片側からの視点では成立しない協業のダイナミズムを体現している。
この《MARROW》の登場に合わせ、〈ISSEY MIYAKE KYOTO | KURA〉にて、特別展示「EYES」を開催中だ。会場となる〈ISSEY MIYAKE KYOTO | KURA〉は、京都の歴史ある町屋の一角に構える旗艦店の中庭にある、古い蔵を再生させたギャラリーだ。今回の「EYES」では日々研鑽を重ねてきた両社のふたつの視点から創造されるアイウェアの精神、それを裏づけする妥協のないデザインワークと熟練の職人による丹念な手仕事の要素を、実際のプロトタイプやパーツを展示することで紹介。さらに、現場を収めた映像を通じてものづくりの過程を見せる。〈ISSEY MIYAKE EYES〉のアイウェアがデビューを飾るまでの奇跡のような軌跡の目撃者になろう。
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