DESIGN
【今週の花と器】アネモネと〈NOTA&design/Oy〉の《kop/Re:》|1月
January 16, 2024 | Design | casabrutus.com | photo_Reiko Toyama styling_Yumi Nakata text_Yoshikatsu Yamato
お正月の気分からは抜けて、冬らしくキリッと晴れた日が続く1月半ば。清らかな白のアネモネに、南アフリカ原産のワイルドフラワーと、日本の正月を飾る松を組み合わせました。和と洋を織り交ぜながら、ボリュームに個体差のある花をバランスよく活ける方法も教わります。
派手な色味のアネモネも好きですが、年が変わって、まっさらな気持ちで過ごす1月にぴったりかなと思って、ホワイトを選びました。中央の花粉はブラックの品種です。もうすこし咲いてくるとよりアネモネらしい顔になりますが、これくらいのときもいい。朝になると開いて夜になると閉じたりします。襟巻きのような葉も可愛いですね。
今回はマグカップほどの器なので短く切って活けました。花の大きさに個性があるときは、大輪のものは低めに、小ぶりなものは高さを出すとバランスが取りやすい。基本的に下側にボリュームのあるものを配置すると安定感が生まれるんです。けれど、単調にはならないよう小さな花をちょこんと出す。茎のカーブが特徴的なお花は、ちょっとした遊び心をつくりやすいですね。
アネモネに合わせたのは、シルバーな色味がクールなブルニア(ストコエイ)。可憐なアネモネに、つぶつぶとした形のクセのあるものを掛け合わせたら、ラブリーになり過ぎずいいだろうなと。もうひとつは、松(朝鮮五葉松)です。お正月の鏡餅や、お土産などでもらった餅を、いろいろな味つけを試したりして上手に食べきれると嬉しいですよね。そんな考え方で、正月飾りの松を花と一緒に活けてみる。和の花ではなく、あえて洋の花と組み合わせると、見慣れている松とは違ったムードにできるはず。保ちがいい葉ものは引き継ぎながら、季節の移り変わりとともに花を変えていく飾り方、なんだか楽しくないですか? この花と葉は意外に相性がいいなあ、という経験を重ねていくと、組み合わせの妙を見つけるコツがだんだん掴めてくると思います。
今回はマグカップほどの器なので短く切って活けました。花の大きさに個性があるときは、大輪のものは低めに、小ぶりなものは高さを出すとバランスが取りやすい。基本的に下側にボリュームのあるものを配置すると安定感が生まれるんです。けれど、単調にはならないよう小さな花をちょこんと出す。茎のカーブが特徴的なお花は、ちょっとした遊び心をつくりやすいですね。
アネモネに合わせたのは、シルバーな色味がクールなブルニア(ストコエイ)。可憐なアネモネに、つぶつぶとした形のクセのあるものを掛け合わせたら、ラブリーになり過ぎずいいだろうなと。もうひとつは、松(朝鮮五葉松)です。お正月の鏡餅や、お土産などでもらった餅を、いろいろな味つけを試したりして上手に食べきれると嬉しいですよね。そんな考え方で、正月飾りの松を花と一緒に活けてみる。和の花ではなく、あえて洋の花と組み合わせると、見慣れている松とは違ったムードにできるはず。保ちがいい葉ものは引き継ぎながら、季節の移り変わりとともに花を変えていく飾り方、なんだか楽しくないですか? この花と葉は意外に相性がいいなあ、という経験を重ねていくと、組み合わせの妙を見つけるコツがだんだん掴めてくると思います。
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