
DESIGN
【インタビュー】新作の器が200点! 陶芸家・鹿児島睦の大規模展覧会「まいにち展」が開催中。
| Design, Art, Culture, Travel | casabrutus.com | photo_Norio Kidera text_Masae Wako editor_Keiko Kusano
人気陶芸家、鹿児島睦にとって美術館での初となる大規模展覧会が、兵庫の〈市立伊丹ミュージアム〉で開催中だ。200点に及ぶ新作の器のほか、プロダクトのアーカイブや作家・梨木香歩と協業した作品も。展覧会名は『まいにち展』。そのタイトルに寄せる鹿児島の想いも併せてお届けします。
「まいにち展」。それは、人が毎日使い続ける器の展覧会であり、毎日のように器を作り続ける陶芸家の活動を知る展覧会でもある。「まいにちの器」っていったい何だろう?
草花や動物をモチーフにした器で大人気の鹿児島睦。陶芸作品を中心に、テキスタイルや版画、国内外の作り手とコラボレーションしたプロダクトなど、多彩な作品を作り続けている。「まいにち展」はそんな鹿児島ならではの、バラエティに富んだ企画展だ。
まず会場構成が面白い。「あさごはん」「ひるごはん」「ばんごはん」と名付けられた3つの空間に、それぞれの食卓をイメージした器が並べられている。色絵付け、掻き落とし、染付、蝋抜き、黒地などさまざまな技法による器200点は、すべて新作。鹿児島の器を初めて目にする人は「こんなにチャーミングな食器が世の中にあったの?」とめまいがするかもしれないし、珍しい緑色の皿など長年のファンにとってうれしい作品もたくさんある。
草花や動物をモチーフにした器で大人気の鹿児島睦。陶芸作品を中心に、テキスタイルや版画、国内外の作り手とコラボレーションしたプロダクトなど、多彩な作品を作り続けている。「まいにち展」はそんな鹿児島ならではの、バラエティに富んだ企画展だ。
まず会場構成が面白い。「あさごはん」「ひるごはん」「ばんごはん」と名付けられた3つの空間に、それぞれの食卓をイメージした器が並べられている。色絵付け、掻き落とし、染付、蝋抜き、黒地などさまざまな技法による器200点は、すべて新作。鹿児島の器を初めて目にする人は「こんなにチャーミングな食器が世の中にあったの?」とめまいがするかもしれないし、珍しい緑色の皿など長年のファンにとってうれしい作品もたくさんある。
それぞれの会場には、一日の流れを感じさせるプロダクトも展示されている。本展のための新作もあれば、過去の膨大なアーカイブから抜粋された貴重なアイテムも。例えば「さんぽ」をテーマにしたコーナーでは、トートバッグやTシャツから、散歩の帰りに買って帰りたいスイーツまで。鹿児島がこれまでに手がけてきたアイテムはなにしろ多種多様で、これ全部一人の作家が作ったもの? と思ってしまうほど。
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