DESIGN
【今週の花と器】アネモネと〈バイバ グラス〉の《セレスティカル》シリーズ|3月
March 22, 2023 | Design | casabrutus.com | photo_Yuki Kumagai text_Yoshikatsu Yamato styling_Yumi Nakata
3月4週目の担当はギャラリーを併設した外苑前の花屋〈ボイス〉のオーナー、香内斉さん。真紅のアネモネは繊細でありながら存在感のあるお花。軽やかさを出すために、純白のコワニーを組みあわせます。器に合わせて葉っぱの高さを調整してバランスをとり、気泡を閉じ込めたガラスと金属の花器に活けました。
英名で「wind flower」と呼ばれているアネモネは、儚げなお花が風に揺れるように、少ない本数で活けました。茎を長くしておくと、かすかな空気の流れで頭が揺れます。春は、あたたかい風が季節の気配を運んでくるような気がして、そんな感覚ともリンクするアレンジにしようと思ったんです。
茎を長くしたときは重心のバランスが崩れて、花が抜けてしまわないようにするといいです。今回は、真っ直ぐの筒型で引っかかる部分がなかったので、葉っぱを器の口にかぶせるようにしてフィットさせています。このように、葉っぱを上手に使うと花と器の関係が安定することがあります。それに、くしゃっとした葉っぱは見た目も可愛いですよね。
アネモネは茎の曲線が綺麗な花です。それに対して、器は直線的なデザイン。ここに、まっすぐに伸びる茎のお花を合わせると、アネモネが浮いてしまうと思いました。そこで、茎に動きあるコワニーを選んでいます。茎の向きと器の置き方で、アネモネとコワニーの茎がクロスするようにすると立体感が出てきます。白が入ったことで、アネモネの真紅を際立てつつも軽さが出たかなと思います。
茎を長くしたときは重心のバランスが崩れて、花が抜けてしまわないようにするといいです。今回は、真っ直ぐの筒型で引っかかる部分がなかったので、葉っぱを器の口にかぶせるようにしてフィットさせています。このように、葉っぱを上手に使うと花と器の関係が安定することがあります。それに、くしゃっとした葉っぱは見た目も可愛いですよね。
アネモネは茎の曲線が綺麗な花です。それに対して、器は直線的なデザイン。ここに、まっすぐに伸びる茎のお花を合わせると、アネモネが浮いてしまうと思いました。そこで、茎に動きあるコワニーを選んでいます。茎の向きと器の置き方で、アネモネとコワニーの茎がクロスするようにすると立体感が出てきます。白が入ったことで、アネモネの真紅を際立てつつも軽さが出たかなと思います。
●今週の花:アネモネ
ほかに合わせた花材
・コワニー
・コワニー
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