DESIGN
【今週の花と器】稲穂と〈ボダム〉のナプキンリング|1月
January 2, 2023 | Design | casabrutus.com | photo_Yuki Kumagai text_Yoshikatsu Yamato styling_Yumi Nakata
1月1週目の担当は、ギャラリーを併設した外苑前の花屋〈ボイス〉のオーナー、香内斉さん。過ぎた年を回想しながら、これからの1年に思いを馳せるお正月。稲穂を束ねたのは、なんと、ナプキンリングです。あたらしい発想でつくったミニマルな正月飾りは、静謐でありながらも力強く、新年を祝福する気分にさせてくれます。
正月の飾り物として、200本ほどの稲穂をナプキンリングで束ねています。太さがないとリングが落ちてしまうので、これくらいは必要でした。でも、稲穂は数十本単位でまとめて売られていることが多く、本数のわりにはリーズナブルな価格で手に入りますよ。花の市場には年末年始に出回りますが、みなさんがお買い求めのときは、花屋さんよりも、ホームセンターやインターネットなどで、正月飾りの材料として探すと見つけやすいと思います。
今回のナプキンリングは金属です。陶器やガラスに比べて花に合わせる素材としては馴染みがないかもしれませんが、僕は好きですね。硬質な印象を、植物の柔らかい動きで和らげるイメージです。異質な組み合わせがそれぞれの特徴を際立ててくれます。もし、稲穂を麻紐で束ねていたら、馴染み過ぎてしまうというか、「オブジェ」と呼べるような静かな緊張感は出なかったと思います。
飾り方は2通りあるかなと。穂先を下に向けて壁掛けにするか、茎を切り揃えて自立させる方法です。立てると、穂先がふわっと広がってブーケのような形になって、めでたいムードが出るので、お正月の時期ですし、立てて華やかにすることにしました。刈り取られたものなので、水につけなくて大丈夫ですよ。
今回のナプキンリングは金属です。陶器やガラスに比べて花に合わせる素材としては馴染みがないかもしれませんが、僕は好きですね。硬質な印象を、植物の柔らかい動きで和らげるイメージです。異質な組み合わせがそれぞれの特徴を際立ててくれます。もし、稲穂を麻紐で束ねていたら、馴染み過ぎてしまうというか、「オブジェ」と呼べるような静かな緊張感は出なかったと思います。
飾り方は2通りあるかなと。穂先を下に向けて壁掛けにするか、茎を切り揃えて自立させる方法です。立てると、穂先がふわっと広がってブーケのような形になって、めでたいムードが出るので、お正月の時期ですし、立てて華やかにすることにしました。刈り取られたものなので、水につけなくて大丈夫ですよ。
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