ジョージ・ナカシマの工房を知っていますか?
June 3, 2022 | Design | 『カーサ ブルータス』2011年10月号より | photo_Naho Kubota text_Mika Yoshida & David G. Imber editor_Kazumi Yamamoto
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一刀一刀、精魂込めて。ウォールナット材の端をなめらかに処理するジャスティンは、職人歴8年。工房には、闊達とした空気の中にもどこか静穏さが漂う。木匠たちは、もの作りを通じてZENの境地に至るかのようだ。
最古参の木匠にして工房の総監督ジェリーが、枠の内側に接着剤を塗る。この後、左手に見える羽根板製ヘッドボードにはめていく。
コノイド・チェアの脚をフィッティングする職人マット。
椅子制作工房の作業台。セミの声と工具の音だけが響く。
製材した木を開いた「ブックマッチ」はナカシマ家具の特徴のひとつ。スライスされたブラックウォールナットやカエデが顧客のチェックを待つ。これらの木材はすべてナカシマが生前、世界中を巡って集めたもの。
ジェリーの作業場。
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