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燕三条のものづくりを知る展覧会が、地元で初の開催。
November 5, 2021 | Design | casabrutus.com | photo_©️「燕三条 工場の祭典」実行委員会 text_Housekeeper
2013年より新潟県燕三条地域で行われているイベント『燕三条 工場の祭典』。これまで国内外で同イベントの展覧会が行われてきたが、その最新展『Tsubame-Sanjo Factory Museum』が、11月5日より初めて燕三条エリアにて開催される。
2013年にスタートした『燕三条 工場の祭典』は、燕三条エリアにある工場などを一般開放し、直にものづくりの現場に触れられるイベント。ものづくりを担う「工場」だけでなく、農業の場である「耕場」、さらに物品を購入する場所の「購場」と、3つの“KOUBA”をオープンにすることで、地域の伝統と魅力を広く発信していこうという取り組みだ。
しかし昨年はコロナウィルスの影響で開催を断念。今年も大規模なイベントの開催は難しい中で開催されるのが、地元では初となる展覧会『Tsubame-Sanjo Factory Museum』だ。
『燕三条 工場の祭典』は、現地でのイベントのほか、関連した展覧会を国内外で積極的に行ってきた。これまでロンドン、ミラノ、シンガポール、そして東京など世界の各都市を会場に、燕三条の魅力を世界に広く発信してきた。
『燕三条 工場の祭典』は、現地でのイベントのほか、関連した展覧会を国内外で積極的に行ってきた。これまでロンドン、ミラノ、シンガポール、そして東京など世界の各都市を会場に、燕三条の魅力を世界に広く発信してきた。
そして今年、これまで世界各地で行われてきた展覧会がついに、初の地元での開催となる。『Tsubame-Sanjo Factory Museum』と銘打たれた本展の舞台となるのは、三条市に位置する、かつて研磨機を製造していた廃工場。ものづくりの歴史が刻まれたこの場所で、職人たちによる製品の数々を展示する。会場では「製造のプロセス」「製品の多様性」「今昔製品比較」と3つのテーマを立て、製作にあたって実際に使用された器具や材料を展示したり、金属製のスクリーンに製作風景の映像を投射するなど、ただ製品を並べるだけでなく、その奥にある職人の技術や工程まで見せることで、ものづくりの世界をより深く知ることができるようになっている。
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