クリエイターたちをも魅了する“抽象熊”を代表する4名の作家。
『カーサ ブルータス』2021年10月号より
| Design | a wall newspaper | photo_Norio Kidera text_Natsuki Ando editor_Kazumi Yamamoto
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柴崎重行 八雲を代表する熊彫作家・柴崎重行は、昭和初期に発足した八雲農民美術研究会で指導的立場として活躍後、脱退。初期には多くの具象熊の名作を残しているが、後年は毛を細かく彫らない抽象的な作品へと重心を移していった。その「ハツリ彫り」による抽象熊は北海道内で「幻の熊」と呼ばれ、多くのコレクターを生み出すことに。陶芸家バーナード・リーチが所有していたという話もある。銘は「志化雪」「志化」「志」と変遷。
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