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T-HOUSE New Balanceで田中義久による和紙を使った新たなアップサイクル。
July 16, 2021 | Design, Art, Culture, Fashion | PR | photo_Kohei Omachi text_Yoshinao Yamada
日本橋浜町にあるコンセプトストア〈T-HOUSE New Balance(ティーハウス ニューバランス)〉では、『Yoshihisa Tanaka × Tokyo Design Studio cooperative research vol.02』が開催中だ。アップサイクルをテーマとした2回目となる共同研究のインスタレーションで、前回に引き続いてグラフィックデザイナーでアーティストデュオ〈Nerhol〉としても活動する田中義久を迎えた。
レザーを内包するアップサイクルな和紙を製作。
〈New Balance〉のアイコニックなモデル《574》を〈TOKYO DESIGN STUDIO〉が再解釈して生まれた話題のスニーカー《TDS 574》。しかし会場の《TDS 574》を見て、まずアッパーの表情に驚くことだろう。さまざまな色が絡み合うアッパーに用いられるのは、徳島県で漉かれた和紙だ。日本特有の紙である和紙を用いたスニーカーというコンセプチュアルな表現もさることながら、その和紙がレザーを内包していることに驚く。アッパーのユニークな色の数々は、スニーカーの生産時に出るレザーの端材や廃材を和紙に漉き込ませたことで生まれたものだ。
このプロジェクトはもともと、〈TOKYO DESIGN STUDIO New Balance〉のクリエイティブデザインマネージャーを務めるモリタニシュウゴが、グラフィックデザイナーでアーティストデュオ〈Nerhol〉としても活動する田中義久に、アップサイクルをテーマに共同で作品製作をできないかと相談したことから始まった。アップサイクルとはサスティナブルなものづくりの新たな方法論のひとつで、不要なものや廃棄されるものを扱いながら、新たな価値をもったものに生まれ変わらせることを目的とする。かねてより田中は和紙の可能性に注目しており、今回はそこにアップサイクルのコンセプトを掛け合わせようと提案した。モリタニと田中は徳島の和紙工房「アワガミファクトリー」に通い、和紙を用いたアップサイクルな表現の可能性を探った。試行錯誤の末に生まれたのは、鮮やかなレザーの記憶が宿る和紙だ。レザーの端材や廃材を細かく粉砕し、和紙に漉き入れることで多様な柄を表現している。
このプロジェクトはもともと、〈TOKYO DESIGN STUDIO New Balance〉のクリエイティブデザインマネージャーを務めるモリタニシュウゴが、グラフィックデザイナーでアーティストデュオ〈Nerhol〉としても活動する田中義久に、アップサイクルをテーマに共同で作品製作をできないかと相談したことから始まった。アップサイクルとはサスティナブルなものづくりの新たな方法論のひとつで、不要なものや廃棄されるものを扱いながら、新たな価値をもったものに生まれ変わらせることを目的とする。かねてより田中は和紙の可能性に注目しており、今回はそこにアップサイクルのコンセプトを掛け合わせようと提案した。モリタニと田中は徳島の和紙工房「アワガミファクトリー」に通い、和紙を用いたアップサイクルな表現の可能性を探った。試行錯誤の末に生まれたのは、鮮やかなレザーの記憶が宿る和紙だ。レザーの端材や廃材を細かく粉砕し、和紙に漉き入れることで多様な柄を表現している。
アップサイクルの意識を高める特別なシューズボックス。
素材と和紙制作の研究からスタートした取り組みの研究発表は、今回で2度目の発表を迎える。前回は手漉き和紙のみを開発発表しているが、今回はさらに機械漉き和紙での開発を行っている。これら研究から生まれた和紙を使い、今回はシューズやシューズボックスなどの作品制作にも繋げた。シューズボックスに新たな価値をもたせることで、人々にアップサイクルへの意識や新たな価値観を喚起させることを狙う。なにより会場に展示されたモリタニと田中の製作過程が想像力を刺激することだろう。また独特な表情のシューズボックスはコレクターならずとも、大切にコレクションしたいと思わせる魅力を放つ。
では、このシューズボックスはどのように手に入れられるのか。会期中、〈T-HOUSE New Balance〉ではニューバランスの全製品を対象とした有料のスニーカーウオッシュサービスを開催する。今回用意するメニューは、「水洗い・手洗い」「水洗い・手洗い・防水&防臭加工」の2種で、ともに本体とシューレースが洗浄の対象となる。およそ1週間の預かりで、店頭に持参および引き取りができることが条件。そしてウォッシュサービス利用者には、この特別なシューズボックスに入れてスニーカーが返却される。箱とともに手元に戻ってきたスニーカーが、ケアやメンテナンスで長く履き続けることのできるニューバランスの品質をあらためて教えてくれる。特別なシューズボックスでのサービスは、なくなり次第終了するため、ぜひ店頭に急いでほしい。
では、このシューズボックスはどのように手に入れられるのか。会期中、〈T-HOUSE New Balance〉ではニューバランスの全製品を対象とした有料のスニーカーウオッシュサービスを開催する。今回用意するメニューは、「水洗い・手洗い」「水洗い・手洗い・防水&防臭加工」の2種で、ともに本体とシューレースが洗浄の対象となる。およそ1週間の預かりで、店頭に持参および引き取りができることが条件。そしてウォッシュサービス利用者には、この特別なシューズボックスに入れてスニーカーが返却される。箱とともに手元に戻ってきたスニーカーが、ケアやメンテナンスで長く履き続けることのできるニューバランスの品質をあらためて教えてくれる。特別なシューズボックスでのサービスは、なくなり次第終了するため、ぜひ店頭に急いでほしい。
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