街と“つながる”渋谷のホテル〈sequence MIYASHITA PARK〉を徹底紹介!
| Design, Architecture, Food, Travel | casabrutus.com | text_Yoko Fujimori editor_Keiko Kusano
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公園側の部屋からは、全長約330メートルの渋谷区立宮下公園が一望。全客室のガラス窓には、おすすめの撮影ポイントに「Hi,TOKYO!」の文字が書かれており、この文字を入れるだけで“映える”カットが撮影できる。

公園側から見たロビーラウンジの入り口。段差のないフラットな設計が、公園との一体感を感じさせる。

〈sequence〉は“やさしいつながり”という理念のもと、「SMART」「OPEN」「CULTURE」の3つの軸で構成され、ロビーや全客室に設置したアートもその要素のひとつ。ロビー入口に置かれたアートは、ウィットとアイロニーに富んだ目線で社会を切り取る田村琢郎の《Lovers》。パブリックとプライベートが交差するエントランスに、公共を象徴するカーブミラーが案内人のように客を出迎える。

左官の塗り仕事で仕上げた潔いほどにフラットなロビーには、〈叢(くさむら)〉による“いい顔をした”植栽が景色を作る。フロントに置かれたラゲッジスタンドはかつて渋谷区立宮下公園にあったケヤキの木をアップサイクルして製作したもの。アートは話題の若手アーティスト・東慎也の油彩『Humans』。

エントランスカフェ〈VALLEY PARK STAND〉。ツーリストとローカルをつなぐビジターセンター的存在だ。ベンチ席のサイドテーブルもケヤキの木をアップサイクルして製作したもので、公園の記憶を今につないでいる。営業時間の詳細は公式Instagramでご確認を。

〈VALLEY PARK STAND〉の看板メニューは超ボリューミーでヘルシーなピタサンド、通称“MIYAPITA”。揚げたてのフレンチフライや、ガブ飲みが楽しいパイント・グラス・カクテルとぜひ合わせて。

ホテルの顔となるカフェにとってコーヒーは大切な要素。コーヒー豆は〈小川珈琲〉が監修し、フェアトレードのオーガニックビーンズを使用。オリジナルブレンドで作るコーヒーメニューが揃う。写真は暑い夏に爽やかな喉越しのエスプレッソトニック。

宿泊者はホテルオリジナルのタンブラーを購入すると、滞在中はコーヒーを何杯でもフリーで楽しめる。
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