DESIGN
あの人のうつわとレシピ|eri|ウズベキスタンの陶皿とシンプルポモドーロ。
『カーサ ブルータス』2020年5月号より
| Design, Food | MY FAVORITE | photo_Satoshi Nagare text_Masae Wako editor_Kazumi Yamamoto
料理家や料理上手のクリエイターが大切にしているうつわ。そんなとっておきの一枚に合うとっておきの料理を、〈DEPT〉オーナー・バイヤーのeriさんに教えてもらいました。
赤いうつわに赤いパスタ。服を選ぶように、色を楽しむ。
猛烈にかわいい。真っ赤なザクロが描かれた大皿に、真っ赤なトマトのポモドーロを合わせるなんて。
「絵がついたお皿も色のうつわも、昔から結構好きなんです」
NY生まれの東京育ち。80年代から古着カルチャーを牽引し続ける店〈DEPT〉を両親から受け継いだ。そんなeriさんの感性は、色鮮やかなうつわと料理の取り合わせにも明確に表れている。
「赤い大皿はウズベキスタンのもの。茶色っぽい和食でも地味にならないし、黄色いオムレツも似合います。赤い食べ物がおいしく見えるのと同じで、お皿が赤いと “おいしそう感” を補えるのかな」
「絵がついたお皿も色のうつわも、昔から結構好きなんです」
NY生まれの東京育ち。80年代から古着カルチャーを牽引し続ける店〈DEPT〉を両親から受け継いだ。そんなeriさんの感性は、色鮮やかなうつわと料理の取り合わせにも明確に表れている。
「赤い大皿はウズベキスタンのもの。茶色っぽい和食でも地味にならないし、黄色いオムレツも似合います。赤い食べ物がおいしく見えるのと同じで、お皿が赤いと “おいしそう感” を補えるのかな」
海外への買い付け旅の途中で見つけることも多い。選ぶ時は、どんな料理を盛るか想像する。
「料理が思い浮かぶのがいいうつわだと思うけれど、時には深く考えず、普段は手に取らない華やかな色のうつわを1枚買ってみるのもいい気がするんです。その1枚から料理の幅も広がるから」
オレンジ色の皿に焼きそば、黄色の深皿にミネストローネ……気分があがりますよー、と赤いパスタ&うつわの下に真っ青なメキシコの織物を敷いたeriさん。料理も小気味良さが大切だと実感。
「料理が思い浮かぶのがいいうつわだと思うけれど、時には深く考えず、普段は手に取らない華やかな色のうつわを1枚買ってみるのもいい気がするんです。その1枚から料理の幅も広がるから」
オレンジ色の皿に焼きそば、黄色の深皿にミネストローネ……気分があがりますよー、と赤いパスタ&うつわの下に真っ青なメキシコの織物を敷いたeriさん。料理も小気味良さが大切だと実感。
eri
えり 1983年生まれ。両親が創業したヴィンテ―ジショップ〈DEPT〉を2015年にリオープン。〈mother〉〈VTOPIA〉のデザイナーとしてもカリスマ的な人気を誇る。うつわ好き歴は長く、「母が無類の和食器好きで、小さい時から染付の古伊万里など、柄もののうつわもよく使っていました」。Instagram/@e_r_i_e_r_i
