DESIGN
【Casa BRUTUS別注】十場天伸・あすかの猫用食器《ごはん皿・水皿》。
『カーサ ブルータス』2019年10月号より
| Design | photo_Keisuke Fukamizu text_Masae Wako model_oku-chan(TRUCK)
Casa BRUTUSが2019年10月号「猫と家。」特集のために、職人に猫グッズを別注! あの人気うつわ作家が猫用食器をつくってくれました。
●いいうつわが食事を楽しくする。猫も人も同じこと。
猫の食器が〝作家もの〟なら、家のどこに置いても美しいし、ふと視界に入った時もうれしくなる。そんなごはん用&水用の陶器を作ったのは、神戸に工房を構える陶芸家、十場天伸さんとあすかさん。
「数年前に猫の食器を作ったことがあって。猫がひっくり返せない&引きずらないデザインを学びました。大切なのは重さと安定感」
「数年前に猫の食器を作ったことがあって。猫がひっくり返せない&引きずらないデザインを学びました。大切なのは重さと安定感」
今回はさらに、少し高さのある形を選択。そのほうが猫もかがまなくてすむし、吐き戻しも防げるから。あれこれ試作を重ねた結果、見た目がシンプルで猫が顔を寄せやすい、ずんどう形と猪口形に辿り着いた。
ごはん皿(右)はあすかさんが担当。稲藁を使った藁灰釉が生むぽってり優しい白は、ごはんの色がよく見える。水皿(左)は天伸さんによる英国伝統の陶芸スリップウェア。どちらも「筒」と「皿」をろくろ成形して組み合わせ、薪の窯で焼き抜いた本格仕様。お揃い感が出るよう、形にも色にも共通性を持たせている。カワイイ優先の皿でも飾りになるオブジェでもなく、うつわとしてちゃんと美しい。そんな皿が完成した。
ごはん皿(右)はあすかさんが担当。稲藁を使った藁灰釉が生むぽってり優しい白は、ごはんの色がよく見える。水皿(左)は天伸さんによる英国伝統の陶芸スリップウェア。どちらも「筒」と「皿」をろくろ成形して組み合わせ、薪の窯で焼き抜いた本格仕様。お揃い感が出るよう、形にも色にも共通性を持たせている。カワイイ優先の皿でも飾りになるオブジェでもなく、うつわとしてちゃんと美しい。そんな皿が完成した。
SPEC
販売方法
《ごはん皿、水皿のセット》10,000円。限定10セット。9月9日より受付、10月初旬納品。東京〈SML〉の店頭とオンラインショップで販売。1点ずつ色や質感は異なる。TEL 03 6809 0696。
十場天伸 1981年生まれ。スリップウェアやソーダ釉の器は海外でも大評判。
十場あすか 1983年生まれ。料理が映える白い器で人気。ともに神戸に築窯した〈つくも窯〉で制作中。
