ジャコメッティの裏も表も描き尽くす映画。
| Culture, Art | casabrutus.com | text_Naoko Aono editor_Keiko Kusano
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アトリエでのジャコメッティ(右)とジェイムズ・ロード。ジャコメッティを演じるのはクセのある天才役をやらせたら天下一品のジェフリー・ラッシュ。ジェイムズ・ロード役には、石油王でその名を冠した美術館がある曾祖父を持つ、自身も筋金入りの美術愛好家、アーミー・ハマー。







散歩しながら、ピカソのエピソードを語ってくれるジャコメッティ。対する美術評論家、ジェイムズ・ロードはピカソ、ジャコメッティに関する著書をこの世に残した人物。

針金のように細い彫刻はこんなプロセスで作られていた。

少しでも動くと怒られるジェイムズ・ロード。

酒場で愛人のカロリーヌ(クレマンス・ポエジー)と楽しむジャコメッティ。

いつまで経っても完成しない肖像画を前に苦悩する。

映画にはジャコメッティの妻、アネット(シルヴィー・テステュー)の愛人として、日本人哲学者の矢内原伊作(Takatsuna Mukai)も登場する。

ジャコメッティの創作を助けた弟、ディエゴ(トニー・シャルーブ)。彼は自身の作品も制作しており、ジェイムズ・ロードの家にもコレクションされていた。
