CULTURE
【絵本のことば】『ティッチ』|「ところが、ティッチの もっていたのは、…」
January 14, 2024 | Culture | casabrutus.com | photo_Kazuyoshi Aoki text_Kana Umehara, Ayumi Shirasaka editor_Rie Nishikawa design_Norihiko Shimada(paper)
古今東西の名作絵本から、印象的なことばを日替わりで紹介。意外性のあるエンディングが楽しい、兄姉のいる人なら思わず共感してしまう1冊から。
ところが、ティッチの もっていたのは、
とても ちいさな たねでした。
『ロージーのおさんぽ』などで知られるイギリス、ヨークシャー出身の女流作家パット・ハッチンスの作品。ティッチは小さな男の子。お姉さんのメアリやその上のお兄さんのピートに何をやってもかなわない。兄姉を持つ人なら誰しも経験があるだろう年上への焦燥感やくやしさ、悲しみを的確かつユーモラスに描く。ラスト、ある意外な大逆転を成し遂げたあとの、得意げなティッチの表情がいい。
とても ちいさな たねでした。
『ロージーのおさんぽ』などで知られるイギリス、ヨークシャー出身の女流作家パット・ハッチンスの作品。ティッチは小さな男の子。お姉さんのメアリやその上のお兄さんのピートに何をやってもかなわない。兄姉を持つ人なら誰しも経験があるだろう年上への焦燥感やくやしさ、悲しみを的確かつユーモラスに描く。ラスト、ある意外な大逆転を成し遂げたあとの、得意げなティッチの表情がいい。