CULTURE
【絵本のことば】『おやすみなさいのほん』|「よるに なります。なにもかも…」
December 30, 2023 | Culture | casabrutus.com | photo_Kazuyoshi Aoki text_Kana Umehara, Ayumi Shirasaka editor_Rie Nishikawa design_Norihiko Shimada(paper)
古今東西の名作絵本から、印象的なことばを日替わりで紹介。さまざまな生き物たちが眠りにつく様子を落ち着いた語り口で描いた、読み手もだんだんと眠くなってくる1冊から。
よるに なります。
なにもかも
みな ねむります。
42年間の短い生涯の中で、絵本のための美しい文を数多く世に送り出したマーガレット・ワイズ・ブラウン初期の作品。ジャン・シャローの太く力強く描かれた絵とは対照的に、文章では生き物たちが順々に眠りにつく様子を丁寧に繊細に描写している。繰り返す「ねむたい○○たち」のフレーズが催眠術のように心を穏やかにし、最後はいつも誰かに守られている安心感を胸に、眠りにつける。
なにもかも
みな ねむります。
42年間の短い生涯の中で、絵本のための美しい文を数多く世に送り出したマーガレット・ワイズ・ブラウン初期の作品。ジャン・シャローの太く力強く描かれた絵とは対照的に、文章では生き物たちが順々に眠りにつく様子を丁寧に繊細に描写している。繰り返す「ねむたい○○たち」のフレーズが催眠術のように心を穏やかにし、最後はいつも誰かに守られている安心感を胸に、眠りにつける。