CULTURE
【絵本のことば】『さびしがりやの クニット』｜「だれか クニットを…」
December 7, 2023 | Culture | casabrutus.com | photo_Kazuyoshi Aoki text_Ayumi Shirasaka editor_Kana Umehara design_Norihiko Shimada（paper）
古今東西の名作絵本から、印象的なことばを日替わりで紹介。読者が参加する仕掛けも楽しい、シャイで内向的なはい虫の男の子クニットの冒険物語を描いた、ムーミンシリーズの1冊から。
『さびしがりやのクニット』より。
だれか クニットを なぐさめてあげて！
作者のトーベ・ヤンソンが漫画の連載を弟ラルスに引き継いだ後に手がけた、1960年発行の絵本。白夜の海や月のきらめきなど、自然の神秘的な美しさが伸び伸びと描かれている。 漫画製作を経て、キャラクターもいっそうかわいらしく変化しているのにも注目。シャイな子供たちへのトーベの優しい励ましを感じる作品。
作者のトーベ・ヤンソンが漫画の連載を弟ラルスに引き継いだ後に手がけた、1960年発行の絵本。白夜の海や月のきらめきなど、自然の神秘的な美しさが伸び伸びと描かれている。 漫画製作を経て、キャラクターもいっそうかわいらしく変化しているのにも注目。シャイな子供たちへのトーベの優しい励ましを感じる作品。
『さびしがりやの クニット』作・絵：トーベ・ヤンソン 訳：渡部翠。講談社 2,200円／2019年。
