CULTURE
京都の名建築で体感する視聴覚芸術『AMBIENT KYOTO 2023』今秋開催へ。
September 4, 2023 | Culture, Architecture, Art | casabrutus.com | text_Keiko Kusano
アンビエント・ミュージックの先駆者であるブライアン・イーノによる『BRIAN ENO AMBIENT KYOTO』(2022年)に続くイベントが今年も開催。第2回目となる今回は「音」をテーマとしたアートの展示に加えて、ミュージシャンの「音」を重要なテーマにした作品展示やライブ、小説家による朗読など、盛りだくさんの内容だ。
京都各所を舞台に繰り広げられる『AMBIENT KYOTO 2023』。今回は市内に長く存在する名建築を舞台に、「音」を重要なテーマとして展覧会、ライブ、朗読と、さまざまな角度から展開する。
アートフェアや『KYOTOGRAPHIE』などアートの展示ではおなじみの〈京都新聞ビル〉地下1階では、坂本龍一 + 高谷史郎による作品が展示される。かつて印刷工場だった約1,000平米の広大なスペースに、作品がどのように設置されるのか今から楽しみだ。
さらに、ミニマル・ミュージックの巨匠、テリー・ライリーによる立体音響ライブが2日間にわたって通常は一般非公開の〈東本願寺〉の能舞台にて行われる。御年88歳のライリーはコロナ禍をきっかけに、この数年、日本に住み積極的に活動を行っているが、今回は「立体音響」でのライブというのも特筆すべき点。野外の能舞台で繰り広げるテリー・ライリーのパフォーマンスを、没入感たっぷりで体験できる貴重な機会となるはずだ。
Loading...
