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ウォーホル、若冲、リヒター…現代アート展で開幕! 槇総合計画事務所が設計した〈鳥取県立美術館〉へ。
| Art, Travel | casabrutus.com | photo_Takuya Neda text_Naoko Aono editor_Keiko Kusano
リアルって何? わかっているようでよくわからないこの謎に迫る展覧会が〈鳥取県立美術館〉で開かれています。槇文彦の最晩年の作品となった美術館のオープニングを飾る展覧会です。
2025年3月30日にグランドオープンを迎えた〈鳥取県立美術館〉。この美術館は2024年に没した槇文彦率いる槇総合計画事務所の設計による。〈京都国立近代美術館〉や〈アガ・カーン ミュージアム〉など国内外で槇が手がけた美術館建築の粋が込められている。
美術館は7世紀半ばの創建と考えられる〈大御堂廃寺跡〉がある、歴史が積み重なる場に建てられている。1階の「ひろま」と呼ばれる開放的なスペースを中心に、空間を自由に区切ることができる企画展示室やさまざまなプロポーションのコレクションギャラリー、子どもと一緒にくつろげるキッズスペース、周囲の山々を望む展望テラスなどが来館者を出迎える。内外を自在に結ぶ軽やかな美術館は都市で人がのびやかに過ごせるよう心をくだいた槇らしい建築だ。
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