Casa BRUTUS
  • BOARD
ART

2025年、注目の展覧会10選。

| Art, Architecture, Design, Travel | casabrutus.com | text_Naoko Aono   editor_Keiko Kusano

2025年も全国各地で開かれる展覧会は期待大。その中でも、見逃せないものをカーサ ブルータスが特別にセレクト。どれも緻密なキュレーションで新たな視点を提供してくれます。

●東京『ル・コルビュジエ 諸芸術の綜合 1930-1965』(2025年1月11日〜 3月23日)

ロンシャンの礼拝堂(フランス、ロンシャン)1950年-55年、南西からの眺め 建築:ル・コルビュジエ、 撮影:下田泰也、2016年
ロンシャンの礼拝堂(フランス、ロンシャン)1950年-55年、南西からの眺め 建築:ル・コルビュジエ、 撮影:下田泰也、2016年
ル・コルビュジエ 《奇妙な鳥と牡牛》 1957年、 大成建設株式会社蔵
ル・コルビュジエ 《奇妙な鳥と牡牛》 1957年、 大成建設株式会社蔵
ルシアン・エルヴェ 《カップ・マルタンの海岸でのル・コルビュジエ》 1951年、 大成建設株式会社蔵
ルシアン・エルヴェ 《カップ・マルタンの海岸でのル・コルビュジエ》 1951年、 大成建設株式会社蔵
ルシアン・エルヴェ 《ショーダン邸南西側ファサードのディテール》 1955年、 大成建設株式会社蔵
ルシアン・エルヴェ 《ショーダン邸南西側ファサードのディテール》 1955年、 大成建設株式会社蔵
ロンシャンの礼拝堂(フランス、ロンシャン)1950年-55年、南西からの眺め 建築:ル・コルビュジエ、 撮影:下田泰也、2016年
ル・コルビュジエ 《奇妙な鳥と牡牛》 1957年、 大成建設株式会社蔵
ルシアン・エルヴェ 《カップ・マルタンの海岸でのル・コルビュジエ》 1951年、 大成建設株式会社蔵
ルシアン・エルヴェ 《ショーダン邸南西側ファサードのディテール》 1955年、 大成建設株式会社蔵
建築のみならず絵画や彫刻でも業績を残したル・コルビュジエ。活動の後半期に彼は、建築の指揮のもとで絵画や彫刻をつなぐ試みを「諸芸術の綜合」と表現した。その彼が1930年代以降に手がけた絵画や彫刻、素描、タペストリーを集めた展覧会が開かれる。ル・コルビュジエの40歳代以降、円熟期の創作に注目した展覧会としては日本では初めてのものだ。
ル・コルビュジエ 《レア》 1931年、 大成建設株式会社蔵
ル・コルビュジエ 《レア》 1931年、 大成建設株式会社蔵
ル・コルビュジエ 《マッチ箱と二人の女》 1933年、 森稔コレクション蔵
ル・コルビュジエ 《マッチ箱と二人の女》 1933年、 森稔コレクション蔵
ル・コルビュジエ 《手》 1957年、 森稔コレクション蔵
ル・コルビュジエ 《手》 1957年、 森稔コレクション蔵
ジャン(ハンス)・アルプ 《地中海群像》 1941/1965年、 東京国立近代美術館蔵 撮影:大谷一郎
ジャン(ハンス)・アルプ 《地中海群像》 1941/1965年、 東京国立近代美術館蔵 撮影:大谷一郎
ル・コルビュジエ 《レア》 1931年、 大成建設株式会社蔵
ル・コルビュジエ 《マッチ箱と二人の女》 1933年、 森稔コレクション蔵
ル・コルビュジエ 《手》 1957年、 森稔コレクション蔵
ジャン(ハンス)・アルプ 《地中海群像》 1941/1965年、 東京国立近代美術館蔵 撮影:大谷一郎
本展は、ル・コルビュジエ財団の協力のもと開催される。〈ロンシャンの礼拝堂〉や「無限成長美術館」の構想、「チャンディガールの都市計画」、〈1958年ブリュッセル万国博覧会フィリップス館〉など後期の建築作品も紹介する。あわせてフェルナン・レジェやジャン・アルプ、カンディンスキーら同時代に活躍した芸術家たちの作品も併置。ル・コルビュジエの絵画との対比を見せる。

〈ロンシャンの礼拝堂〉などル・コルビュジエの後期の建築作品には、彼の絵画や彫刻を形作る曲線が立体化したようなフォルムが現れる。彼の中では建築と絵画や彫刻がどのように絡み合っていたのか、その関係性を考察する。
Loading...
Loading...

Pick Up注目記事

Recommend厳選おすすめ

ワラシちゃん占い

61日のお告げ
Casa iD

登録すると、会員限定の3大特典が手に
入ります。しかも無料。今すぐ、登録を!

メルマガ登録 (無料)

本誌発売日などにメルマガをお届け!

ご登録頂くと、弊社のプライバシーポリシーとメールマガジンの配信に同意したことになります。