20組以上の作家が参加した“オバケ”の展覧会。デザインの視点から見えたものとは?
『カーサ ブルータス』2024年9月号より
August 18, 2024 | Art, Culture | a wall newspaper | photo_Masanori Kaneshita text_Hisashi Ikai
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アートディレクターの祖父江慎は、「もしもオバケが銭湯を開いたら」というユニークな発想から《オバケ湯》を展開。オバケが逆さ吊りになった暖簾をくぐった先は銭湯の脱衣所。オバケの影が大きく床に映し出されている様子もユニークだ。
大きな湯船から壁を眺めると、富士山の絵の間に、オバケからの楽しく不思議なメッセージが隠されている。
高田唯率いるAllright Graphicsは、身近な日常のなかに潜むオバケ的な存在を収集。微妙にデザインが異なるフェイスマスクは、こちらを見て薄ら笑いをしているようにも感じてしまう。
フォントの種類やエフェクトで、どれが一番オバケっぽい文字かを検証した。
ゴム手袋を集合体で見ると、なぜだかゾッとし、背筋が震える。
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