ART
ヨーロッパ屈指のコンテンポラリーアートの聖地〈アストラップ・ファーンリー美術館〉へ。
| Art | casabrutus.com | text_Ayako Kamozawa
ノルウェー・オスロに位置するコンテンポラリーアートに特化した〈アストラップ・ファーンリー美術館〉。現在開催中の30周年を記念したコレクション展は、各時代を反映する名作を通して70年代から現代までを旅するような興味深い内容だ。いかにしてこの充実したコレクションは誕生したのだろうか。展覧会の内容とともに、その軌跡に迫る。
・現代アートを通して社会の変遷を辿る
「ああ、この作品はここにあったんだ」。ノルウェーの首都オスロにある〈アストラップ・ファーンリー美術館〉は、ヨーロッパの数ある美術館の中でも、コンテンポラリーアートに特化したコレクションで知られている。美術館の創立30周記念展『Before Tomorrow』を訪れると、そこここで思わず冒頭の独り言が飛び出す。
ヴォルフガング・ティルマンスの〈コンコルド〉シリーズ、マシュー・バーニー《The Cabinet of Harry Houdini》、シンディ・シャーマン《Untitled Film Still》……。アートシーンの中でひときわ輝くアイコン的作品が並ぶ。そしてジェフ・クーンズの《Michael Jackson and Bubbles》。80年代を覚えている人なら、この作品のモチーフが生きた時代の空気感を思い出すだろう。
ヴォルフガング・ティルマンスの〈コンコルド〉シリーズ、マシュー・バーニー《The Cabinet of Harry Houdini》、シンディ・シャーマン《Untitled Film Still》……。アートシーンの中でひときわ輝くアイコン的作品が並ぶ。そしてジェフ・クーンズの《Michael Jackson and Bubbles》。80年代を覚えている人なら、この作品のモチーフが生きた時代の空気感を思い出すだろう。
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