ART
杉本博司が自身の作品を通して解き明かす、日本文化に見られる特質とは?
| Art | casabrutus.com | text_Yoshio Suzuki editor_Keiko Kusano
50年以上のキャリアを持つ現代美術作家であり、古美術や日本の文化に造詣の深い杉本博司。〈姫路市立美術館〉で行われている最新の展覧会を見ることで、「日本」がわかる。それは「本歌取り」こそが日本の文化にも流れる通奏低音だと解いているからだ。「本歌取り」とは、もともとは優れた古歌を踏んで新たな歌を読むことの意だが、それは工芸や茶道、古典芸能、建築にも見られる。そして杉本自身の創作の秘密もそこにある。
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