2つの顔を持つクリエイター、岩井俊雄。彼の創作の秘密に迫る展覧会が水戸でスタート。
June 30, 2022 | Art, Culture | casabrutus.com | text_Midori Yamagata editor_Keiko Kusano
Photo Gallery写真ギャラリー


大学院在学中の1985年に第17回現代日本美術展大賞を最年少受賞した《時間層Ⅱ》(東京都写真美術館蔵)。円盤に取り付けられた半立体の紙人形120体と音楽速度に合わせて変化するストロボ点滅によって人形の動きがさまざまに変化する。

《映像装置としてのピアノ》(1995年)。ピアノとコンピューターグラフィックスが結合され、アコースティックな音とデジタル映像とでハーモニーを生み出す。楽器が演奏できずとも、楽譜が読めずとも、音楽を自由に奏でられるメディアアートを直に体験できる。音と映像と人の一体化をテーマとした岩井の代表作。2000年以降、展示されていなかった作品が20数年ぶりに蘇る!
Loading...