ART
2つの顔を持つクリエイター、岩井俊雄。彼の創作の秘密に迫る展覧会が水戸でスタート。
June 30, 2022 | Art, Culture | casabrutus.com | text_Midori Yamagata editor_Keiko Kusano
子どもたちに大人気の絵本作家・いわいとしおと、メディアアーティストの岩井俊雄は実は、同一人物だった! 7月2日から9月19日まで〈茨城県近代美術館〉で『どっちがどっち? いわいとしお×岩井俊雄 100かいだてのいえとメディアアートの世界』が開催される。
岩井俊雄といえば、メディアアートの第一人者として国際的に高い評価を受けているクリエイターだ。大学院在学中に第17回現代日本美術展大賞を最年少受賞し、その後はテレビ番組『ウゴウゴルーガ』のCGシステム制作やキャラクターデザインを手掛けたり、ゲームソフト制作や電子楽器開発を行なうなど幅広く活動。また坂本龍一とのコラボレーション作品や〈ジブリの森美術館〉の『トトロぴょんぴょん』など多くのインタラクティブアート作品を世に送り出してきた。
一方のいわいとしおは、「100かいだてのいえ」シリーズや「どっちが」シリーズで子どもたちの心をがっちりつかんでいる絵本作家。手描き絵は温かみがあるだけでなく、そこはかとなくユーモラスだ。絵本を通して子どもや親子にものづくりの楽しさを伝えるワークショップなども開催している。
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