真っ白い絵画、見えない彫刻。ユージーン・スタジオが提示する「想像する力」とは?
February 15, 2022 | Art | casabrutus.com | photo_Kohei Omachi text_Masanobu Matsumoto editor_Jun Ishida
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《善悪の荒野》(2017年)。スタンリー・キューブリックの映画『2001年宇宙の旅』に登場する部屋を再現し、破壊・焼出させたオブジェで構成したインスタレーション。
世界の各都市にキャンバスを置き、人々が思い思いにキスをした痕跡である《ホワイトペインティング》シリーズ(2017年)。
《海庭》(2021年)。着想源は、以前寒川が美術館を訪れた際、海の匂いを感じたこと。美術館の中で最も低い、海抜以下のスペースに設置されている。
鑑賞者は、「無限に広がる水平線」をそれぞれ想像し、シェアする。
ステンドグラスを模したガラスを風化させ、粉砕。その粒子を使って描いた《物語の整地 B.U.R.I.A.L.》(2021年)。5歳の時に作家が経験した阪神大震災とその復興を連想させる一枚。
36人がそれぞれ同時に見上げた空を写真に収めた《小さな共通項(36人で同時に見上げた空)》(2021年)。中庭のほか、美術館内のいくつかの場所にも作品が置かれている。
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