石川県・能登半島の先端で歴史と人が交わるアート『奥能登国際芸術祭2020+』へ。
| Art, Design, Travel | casabrutus.com | text_Naoko Aono editor_Keiko Kusano
Photo Gallery写真ギャラリー

石川直樹《奥能登半島/珠洲全景》。海辺に珠洲市の家や蔵から出てきた家具や家電が並べられている。人々の少し前の暮らしを思わせる。 photo_Naoki Ishikawa

メキシコの作家、カルロス・アモラレスの《黒い雲の家》。空き家の壁や床にびっしりと黒い蝶がとまっている。作家の祖母が亡くなったときの思い出が作品のインスピレーション源になっているという。 photo_Kichirō Okamura

カールステン・ニコライ《Autonomo》。テニスボール送球機から飛び出したボールが円盤や壁にあたって音をたてる。閉鎖された保育所で子どもたちが遊んでいた記憶が甦る。 photo_Kichirō Okamura

ディラン・カク《?》。電車の来ない駅のホームに座ってスマホに夢中の猿。駅舎には絵はがきが並んで、珠洲のゆったりした時間の流れのようなコミュニケーションを、と呼びかける。 photo_Kichirō Okamura

〈スズ・シアター・ミュージアム「光の方舟」〉より、南条嘉毅《余光の海》。珠洲の家々に残されていた器や民具が安部海太郎の音楽に合わせて歌い、踊るかのようなインスタレーション。 photo_Keizo Kioku

〈スズ・シアター・ミュージアム「光の方舟」〉には昔懐かしいブラウン管のテレビやオーディオの姿も見える。 photo_Keizo Kioku

〈スズ・シアター・ミュージアム「光の方舟」〉より、美術作家・鈴木泰人、建築家・本間智美、映像作家・水野祐介の 3 人組ユニット〈OBI〉による《ドリフターズ》。「ヨバレ」で使われた赤御膳などが整然と並ぶ。 photo_Keizo Kioku

〈スズ・シアター・ミュージアム「光の方舟」〉より、久野彩子《静かに佇む》。使われなくなった農具に、その由来や町の風景を思わせる金の細工が施される。 photo_Keizo Kioku

石川直樹《奥能登半島/珠洲全景》展示風景。キリコ祭りや「あえのこと」などをとらえた写真が並ぶ。 photo_Kichirō Okamura

石川直樹作品。彼はここ5年ほど現地に通い、珠洲の人々の暮らしを見つめてきた。 photo_Kichirō Okamura
Loading...