ART
2021年夏、前代未聞の『北斎づくし』展が開催。
| Art | casabrutus.com | text_Aya Hasegawa editor_Keiko Kusano
生誕260年を迎える、江戸時代を代表する浮世絵師・葛飾北斎の代表作である《北斎漫画》《冨嶽三十六景》《富嶽百景》の全頁・全点・全図が一堂に会します。
20歳で浮世絵師としてデビューし、90歳でその生涯を終えるまで70年ものあいだ、常に挑戦を続けてきた、葛飾北斎(1760~1849年)。その北斎の生誕260年を記念し、東京・六本木の〈東京ミッドタウン・ホール〉で、空前絶後の北斎ワールドが展開される特別展「北斎づくし」が開催される。
同展では世界一の北斎コレクターとして知られる〈浦上蒼穹堂〉の浦上満氏の全面協力により、《北斎漫画(初編~15編)》全883頁、《冨嶽三十六景》全46点、《富嶽百景》(初編~3編)全102図が一堂に会す。北斎の画業を代表する3作品の全頁・全点・全図を一挙に、それも通期で公開されるのは前代未聞だ。
同展では世界一の北斎コレクターとして知られる〈浦上蒼穹堂〉の浦上満氏の全面協力により、《北斎漫画(初編~15編)》全883頁、《冨嶽三十六景》全46点、《富嶽百景》(初編~3編)全102図が一堂に会す。北斎の画業を代表する3作品の全頁・全点・全図を一挙に、それも通期で公開されるのは前代未聞だ。
《北斎漫画》は、動植物、風景、建築、人物、故事から妖怪に至るまで約3,600図が生き生きと描かれている、森羅万象を描いた全15編の絵手本だ。今回は、全頁を同時に展示するために約500冊を一挙に展示する。
《冨嶽三十六景》は、ご存じ、富士山を主題として描かれた大判錦絵の風景画揃物だ。同展では、当時希少で高価だったベロ藍を用い、藍一色で摺られた《常州牛堀》の貴重な初摺りも展示される。
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