ART
半世紀ぶりに蘇る、伝説の写真展『マグナム・ファースト』。
April 8, 2016 | Art | casabrutus.com | text_Mariko Uramoto editor_Akio Mitomi
1955年に開催された、〈マグナム・フォト〉による初のグループ展が半世紀ぶりに蘇り、東京で公開される。
『Face of Time—時の顔』は第二次世界大戦終結の10年後、1955年にオーストリア5都市で開催された〈マグナム・フォト〉グループ初の企画展で、ロバート・キャパやワーナー・ビショフ、アンリ・カルティエ=ブレッソンなど、伝説の写真家8人の白黒作品全83枚で構成したもの。戦争の傷跡がまだ癒えない時代のリアリティーを赤裸々に映し出し、「マグナムの理想を最も明快に伝えている」と高い評価を得ていた。
しかし、開催を終えたあと、すべての作品が行方不明となっていたため、長らくそのオリジナル写真を誰も目にすることができなかった。ところが2006年、オーストリア・インスブルックのフランス文化会館の地下室で眠ったままの作品が発見された。そして2016年4月、『マグナム・ファースト』と名前を新たに、全作品を当時のままにオリジナルプリント再現した写真展が世界の11都市を巡回し、日本でも開催されることとなった。
しかし、開催を終えたあと、すべての作品が行方不明となっていたため、長らくそのオリジナル写真を誰も目にすることができなかった。ところが2006年、オーストリア・インスブルックのフランス文化会館の地下室で眠ったままの作品が発見された。そして2016年4月、『マグナム・ファースト』と名前を新たに、全作品を当時のままにオリジナルプリント再現した写真展が世界の11都市を巡回し、日本でも開催されることとなった。
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