芸術的セルフポートレートの魔術師、シンディ・シャーマン展が今秋、パリで開催。
| Art | casabrutus.com | text_Chiyo Sagae Courtesy of the Artist and Metro Pictures, New York © 2019 Cindy Sherman
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『無題 #582, 2016』137,2 X 178,4cm

『アンタイトルド・フィルム・スティル #13, 1978』シンディ・シャーマンの代表作の一つ。モノクロのノスタルジー溢れる映画のヒロインに扮したこのシリーズで、1977年に鮮烈なデビューを果たした。

『無題 #92, 1981』モノクロからカラーに移行した80年代にも、映画やドラマの1シーンを思わせる、ストーリー性溢れるセルフポートレートで話題作を多く手がけた。

『無題 #414, 2003』コスチュームからメイクまで、毎回入念に作り上げるシンディ。ピエロも、シンディが長年扮し続けるシリーズの一つ。

『無題 #465, 2008』歴史的肖像画のシリーズ作品より。イタリア式庭園を思わせる背景でのセルフポートレート。

『無題 #584, 2018』2010年代初頭から最近にかけての作品に重点を置く今回の展覧会。まるで姉妹が並ぶかのような近年の作品も、興味深い。

アンディー・ウォーホル『Ladies & Gentlemen, 1975』©The Andy Warhol Foundaition for the Visual Arts, Inc / Licensed by Adagp Paris, 2020

ルイス・ブルジョワの造形作品『No exit, 1989』。© The Easton Foundation / Adagp Paris 2020 © Primae / David Bordes

ヴォルフガング・ティルマンス『Hair Cut, 2007』© Wolfgang Tillmans

南アフリカを拠点に活動するヴィジュアル・アクティビスト、ザネレ・ムホリの肖像写真シリーズ『Somnyama Ngonyama』より、『Thembekile, Parktown, 2015』。© Zanele Muholi