日本とフランス、2つの“春画”を見比べてみよう|青野尚子の今週末見るべきアート
| Art | casabrutus.com | text_Naoko Aono editor_Keiko Kusano
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会場に並ぶ春画の中でもピエール・セルネが特に好きだという作品。「よく見ると女性の鬢の下から男性の目がこちらを見据えているのにどきっとさせられます」喜多川歌麿《歌まくら》 天明8年(1788)、浦上満氏蔵。

三味線の手をふと止めた女に若衆がしなだれかかる。鈴木春信の男女は中性的な容貌が特徴だ。鈴木春信《萩の庭》(部分)明和6、7年(1769、70)頃、 浦上満氏蔵。

喜多川歌麿《歌まくら》(部分)天明8年(1788)、 浦上満氏蔵。花見の宴を抜け出して楽しむ芸者と男。
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