ARCHITECTURE
リオでオスカー・ニーマイヤーの伝説的建築に泊まる興奮。
| Architecture, Travel | a wall newspaper | photo_Yuji Ono text_Mari Matsubara coordination_Naoko Takahashi (WaSabi)
1970年代に度肝を抜いたであろう超高層ホテルは、構造をそのままに最新ホテルとして蘇りました。
オスカー・ニーマイヤーのホテルが22年ぶりに復活です!
リオデジャネイロを代表する賑やかなコパカバーナビーチから西へ約10km。途中イパネマの海岸も通り過ぎた先に、サン・コンラド海岸が見えてくる。比較的静かなビーチの目の前にそびえ立つ高さ110mの円筒形ビルは、あの巨匠建築家オスカー・ニーマイヤーが設計し、1972年に開業したホテルだったが、95年に閉鎖後、ずっと放置されたままだった。それが完全にリノベーションされ、5ツ星ホテルとなって今年1月に再オープンした。設計当時の話や、リノベーションに関して、オスカーの甥にあたる建築家のジョアン・ニーマイヤー氏に話を聞くことができた。
「このあたりは60年代までゴルフ場が1つあっただけで、森と沼に覆われたほぼ手つかずの自然でした。しかしオスカーは54年にすでに、この近くに自邸であり後に別荘となるカノアス邸を建設しています。この緑あふれる斜面を切り開いて低層の建物をつくるよりも、高層の細長い建物を建てたほうが自然破壊への影響が少なく、眺望も得られると判断したのでしょう」
「このあたりは60年代までゴルフ場が1つあっただけで、森と沼に覆われたほぼ手つかずの自然でした。しかしオスカーは54年にすでに、この近くに自邸であり後に別荘となるカノアス邸を建設しています。この緑あふれる斜面を切り開いて低層の建物をつくるよりも、高層の細長い建物を建てたほうが自然破壊への影響が少なく、眺望も得られると判断したのでしょう」
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