ARCHITECTURE
三鷹の極彩色建築が二十歳に。 記念イベントも盛り沢山、荒川修作+マドリン・ギンズの「死なない家」。
| Architecture, Art, Design | casabrutus.com | photo_Satoshi Nagare text_Housekeeper
東京・三鷹の住宅街に突如現れる、カラフルな球体と矩形が組み合わさった奇妙な建築、〈三鷹天命反転住宅 イン メモリー オブ ヘレン・ケラー〉。今年、この唯一無二の住宅がついに20周年を迎えます。
2005年、東京・三鷹。芸術家・荒川修作と詩人・哲学者マドリン・ギンズが思索の果てに辿り着いた「生きるための建築」が、現実の風景として姿を現した。世界で初めて“死なないための住宅”として完成したこの建築は、住まいでありながら、身体と感覚をゆさぶり、「生きるとは何か?」という問いを私たちに突きつけてくる存在なのだ。
建物の正式名称は、〈三鷹天命反転住宅 イン メモリー オブ ヘレン・ケラー〉。全9戸からなる集合住宅には、外壁からインテリアに至るまで14色もの色彩がふんだんに施され、それぞれの部屋がまったく異なる色の組み合わせで構成されている。その特異な美しさから、作家である故・瀬戸内寂聴は「極彩色の死なない家」と表現した。
西東京の住宅街に突如現れるこの住宅は、単なるアートや建築といった枠組みを超え、今では三鷹市のランドマークとして親しまれている。
西東京の住宅街に突如現れるこの住宅は、単なるアートや建築といった枠組みを超え、今では三鷹市のランドマークとして親しまれている。
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