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ARCHITECTURE
【最新号ちょい見せ】建築家・平田晃久が手がけた〈小千谷市ひと・まち・文化共創拠点 ホントカ〉『美しい本の森へ』
| Architecture, Culture, Design, Travel | 『カーサ ブルータス』2025年3月号より | photo_Junpei Kato text_Katsura Hiratsuka editor_Ai Sakamoto
発売中の『美しい本の森へ』(2025年3月号)から注目ページを紹介します。今回、紹介するのは、建築家・平田晃久が手がけた〈小千谷市ひと・まち・文化共創拠点 ホントカ〉。「フロート」「アンカー」「ルーフ」という3つの要素が人々を大らかに包み込む空間。多様な居場所と動かせる家具が、新たな知や体験との出会いを生み出す地域の図書館が誕生しました。
地域の人々が集い、多様な活動を包み込む図書館。
「動く書架なんです。動かすことで本との出会い方を変えたり、所蔵資料と本を組み合わせたコーナーを設けたりできるんです」と平田晃久は種明かしする。この図書館の肝は、本や情報との出会いにおける組み合わせの自由度にある。
「フロート、アンカー、ルーフという3つの要素を組み合わせ、小千谷の風景や自然、人の営みや活動、本と情報が連動し合う場所を生み出せないかと思ったんです」
「フロート」とは書架も含めた動く家具。「アンカー」は人が集まる箱状の空間。「ルーフ」は屋根を意味する。アンカーが島状に配され、余白にフロートが並び、全体がルーフで覆われる構成だ。
施設に入ると、この3つの要素が絶妙なバランスで連動していることに驚かされる。アンカーは計9個。静かさが必須の場所も、音を出すスペースもある。しかし設計の妙で、うまく棲み分けられている。
……続きは最新号『美しい本の森へ』でお楽しみください。
「フロート、アンカー、ルーフという3つの要素を組み合わせ、小千谷の風景や自然、人の営みや活動、本と情報が連動し合う場所を生み出せないかと思ったんです」
「フロート」とは書架も含めた動く家具。「アンカー」は人が集まる箱状の空間。「ルーフ」は屋根を意味する。アンカーが島状に配され、余白にフロートが並び、全体がルーフで覆われる構成だ。
施設に入ると、この3つの要素が絶妙なバランスで連動していることに驚かされる。アンカーは計9個。静かさが必須の場所も、音を出すスペースもある。しかし設計の妙で、うまく棲み分けられている。
……続きは最新号『美しい本の森へ』でお楽しみください。
ページからちょい見せ!…〈小千谷市ひと・まち・文化共創拠点 ホントカ〉
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