ARCHITECTURE
隈研吾がセラミックパネルで包んだ、中国「陶都」の美術館。
『カーサ ブルータス』2025年1月号より
December 30, 2024 | Architecture, Art, Design, Travel | window on the world | photo_Tian Fangfang, Eiichi Kano text_Chiyo Sagae
陶都として名高い中国の宜興市に、隈研吾による陶芸文化センター〈UCCA陶美術館〉が開館。
美術館の全体像。
四重の木造格子梁が支える内部空間。
近くにそびえる蜀山や、600年間現役の龍窯（登り窯）から着想を得た山のようなデザインが特徴的だ。地元の職人と共同開発した凹凸のある表面や釉薬による色の変化が施された陶板が、陶器の温もりを感じさせるファサードを実現した。
仮想の球面によって削り取られた逆シェル構造の屋根をニュアンスのある陶板が覆う。
〈UCCA陶美術館〉
West Entrance, Creative & Cultural Ceramic Ave, Dingshu Town, Yixing Wuxi City, Jiangsu, China。公式サイト
