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ARCHITECTURE

韓国・原州市の安藤忠雄設計による美術館〈ミュージアムSAN〉に2つ目の瞑想館が完成。

『カーサ ブルータス』2023年10月号より

| Architecture | window on the world | photo_Museum SAN   text_Housekeeper

安藤忠雄が手がけた韓国・原州市の美術館〈ミュージアムSAN〉の開館10周年を記念し、安藤による館内2つ目の瞑想館〈The Space of Light〉が完成した。

コンクリート壁で仕切られた通路を進んだ先に正立方体の館が。
コンクリート壁で仕切られた通路を進んだ先に正立方体の館が。
彫刻庭園内の小高い丘の上に位置する。
彫刻庭園内の小高い丘の上に位置する。
コンクリート壁で仕切られた通路を進んだ先に正立方体の館が。
彫刻庭園内の小高い丘の上に位置する。
場所は敷地の南に位置する彫刻庭園内。正円を描く緑の丘に切り込まれたスリット状のスロープを抜けて、マウンド中央の「プラトン立体」(正立方体)をモチーフとしたコンクリートの建築に辿り着く構造。天上の十字架の切り込みから光が美しく差し込む空間は、ローマの〈パンテオン〉など、安藤建築の原点にある光のイメージを具現化したものだ。
十字架から光が差し込むミニマルな空間。
十字架から光が差し込むミニマルな空間。
韓国・原州市の安藤忠雄設計による美術館〈ミュージアムSAN〉に2つ目の瞑想館が完成。
十字架から光が差し込むミニマルな空間。
韓国・原州市の安藤忠雄設計による美術館〈ミュージアムSAN〉に2つ目の瞑想館が完成。
2018年に開館した1つ目の瞑想館がドーム型で柔らかな印象を持つのとは対照的に、今回の〈The Space of Light〉は厳格さをまとうフォルムで、独特の緊張感を漂わせる。

なお現在、館内では同国で25年ぶりとなる安藤の個展『安藤忠雄展 青春』が開催中。新たな瞑想館とあわせて訪れたい。
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