ARCHITECTURE

全貌を紹介！〈ブルガリホテル東京〉イタリア×日本の上質な美の融合。

April 18, 2023 | Architecture, Design, Fashion, Travel | casabrutus.com | photo_Bulgari Hotels & Resorts text_Kana Endo editor_Keiko Kusano

ミラノやバリ、ドバイ、北京など世界中に展開する〈ブルガリホテルズ＆リゾーツ〉の8番目のコレクションとして〈ブルガリホテル東京〉が開業した。〈ACPV アーキテクツアントニオ・チッテリオ・パトリシア・ヴィール〉が手がけるコンテンポラリーなイタリアデザインに日本の風情を加え、優雅で鮮やかな空間が広がる。客室からダイニングまでホテルの全貌を紹介する。

東京駅八重洲口の正面という抜群の利便性を誇るロケーション。写真右奥のビル〈東京ミッドタウン八重洲〉の高層階部分が〈ブルガリホテル東京〉だ。

〈ブルガリバー〉は果樹園をテーマとしており、バーカウンターにはイタリアの名門〈BISAZZA〉社特注のモザイクタイルでハイジュエリーコレクション「エデンザガーデンオブワンダーズ」の世界観が描かれている。

〈ブルガリバー〉のテラスは、東京駅界隈では最も高層階に位置する半屋外のルーフトップバー。東側からは〈東京スカイツリー〉、西側からは〈東京タワー〉を見ることができる。

〈ブルガリホテル東京〉が4月4日に開業した。東京駅八重洲口の新たなランドマークとして注目を集める高層ビル〈東京ミッドタウン八重洲〉の40階から45階を占め、東京を一望できる抜群の眺望を誇る。

客室は約400平米の〈ブルガリスイート〉を含む全98室で、2つのダイニングとバー、スパなどを備える。インテリアデザインはこれまでの〈ブルガリホテルズ＆リゾーツ〉と同様、ミラノを拠点とする建築設計事務所〈ACPV アーキテクツアントニオ・チッテリオ・パトリシア・ヴィール〉が手がけ、イタリアと日本のクラフトマンシップを感じられるラグジュアリーな空間になっている。

メインダイニングの〈イル・リストランテニコ・ロミート〉。ブルガリのシグネチャーカラーであるサフランオレンジを多用し、〈バロビエ＆トーゾ〉のムラーノガラスの照明がアクセントに。

〈イル・リストランテニコ・ロミート〉には8席の個室と、屋外テラス席も用意されている。　photo_Kenya Abe

〈ブルガリホテル東京〉には、2つのレストランと、バー、ラウンジがあり、2つのシグネチャーダイニングはともにミシュラン三つ星シェフが監修する。

〈イル・リストランテニコ・ロミート〉は、イタリア半島中部のアブルッツォ州にあるレストラン〈レアーレ〉でミシュラン三つ星を獲得したシェフ、ニコ・ロミートの監修だ。〈ブルガリ銀座タワー〉にある〈ブルガリイル・リストランテルカ・ファンティン〉がエレガントなファインダイニングとして知られているのに対し、こちらはホテルならではのカジュアルダイニングとなる。

素材違いで配された〈マクサルト〉のラウンジチェアや、木製のアーチ天井、サンドベージュのクロスなどが温もりのあるリラックスした雰囲気を演出する。テラス席もあり、爽やかな風や東京の夜景を眺めながら食事を愉しむことができる。