ARCHITECTURE
OMA設計のパフォーミングアーツセンターが台北に!
『カーサ ブルータス』2022年8月号より
| Architecture | window on the world | photo_Chris Stowers text_Mika Yoshida & David G. Imber
〈台北パフォーミングアーツセンター〉を設計したのはOMAのレム・コールハースとデヴィッド・ジャーノッテン。球や直方体の形をしたシアター3館を中央のキューブに差し込んだ構造が特徴的だ。
キューブ下の広場から施設を貫いて進むのが「公共ループ」と呼ばれるルート。このループを辿ることでシアター内部をはじめ、通常は隠されている舞台芸術のインフラ、つまり創作のプロセスも小窓越しに見える仕掛けになっている。
観劇チケットを持たない人にもループが開かれているため、センターと街は有機的につながり合う。3シアターのうち1,500席のグランドシアターと800席のブルーボックスは連結して巨大空間へと変容でき、演劇の創り手に実験的な試みを促す。劇場の可能性を拡張させる建築だ。
観劇チケットを持たない人にもループが開かれているため、センターと街は有機的につながり合う。3シアターのうち1,500席のグランドシアターと800席のブルーボックスは連結して巨大空間へと変容でき、演劇の創り手に実験的な試みを促す。劇場の可能性を拡張させる建築だ。
〈Taipei Performing Arts Center〉
No.1, Jiantan Rd, Shilin District, Taipei City, Taiwan TEL (886) 02 77563888。正式オープンは8月7日。営業時間・入場料など詳細は公式サイトで確認を。
