隈研吾展に見る:クマがネコとつくる建築と都市|青野尚子の今週末見るべきアート
| Architecture, Design | casabrutus.com | photo_Takuya Neda text_Naoko Aono editor_Keiko Kusano
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〈東京国立近代美術館〉の前庭に置かれた木のトレーラーハウス〈住箱〉(2006年)。ノマド型ライフスタイルを可能にする軽い木の箱。背後に見えるのはときどき色が塗り替えられるイサム・ノグチの彫刻《門》。

隈が設計を手がけた〈高輪ゲートウェイ駅〉。膜でできた屋根が特徴だ。

〈住箱〉の前の隈研吾(右)。左はキュレーションを担当した保坂健二朗。 ©Kioku Keizo

第1会場の入口には浮かぶほど軽い茶室〈浮庵〉(2007年)が出迎える。世界最軽量と言われる布生地「スーパーオーガンザ」をバルーンが支える。

隈が設計に参画した〈国立競技場〉の資料展示。大きく張りだした屋根の構造などがわかる。

組んだ木の模型(〈スターバックスコーヒー 太宰府天満宮表参道展〉2011年)。隈建築では木がさまざまな表情を生み出す。

〈国立競技場〉のためのランプシェード(2019年)。一般の観客は入ることができない、競技後にインタビューが行われるエリアに設置される。

〈Breath/ng〉(2018年)は大気汚染物質を吸着する布によるインスタレーション。プリーツ加工で面積を増やし、より多くの汚染物質を吸着する。
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