レム・コールハースの展覧会は“この時”を予見していた!?|吉田実香のNY通信
April 10, 2020 | Architecture, Art, Culture | casabrutus.com | photo_GION text_Mika Yoshida coordination_David G. Imber
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最上階からグラウンドフロアを見おろす。床に散らばるオブジェのビジュアルは、古代ローマの饗宴で海老や木の実の殻など、そのまま足元に投げ捨てた貴族の習慣に倣ったもの。
〈グッゲンハイム美術館〉の空間をくまなく使った『カントリーサイド、ザ・フューチャー』展。
ハッとふりむくと、背後でこんなロボットが回遊中。
干し草(左上)が螺旋の間を浮遊する。
ハイ・ギャラリー。右の壁に1,000の問いかけ、左には本展に登場する国々の指標マップが。
カントリーへの憧れは万国共通だ。柱には「カントリーロード」などカントリーの名曲の各国カバーをディスプレイ。日本からは70年代アイドルグループ、キャンディーズがカバーした「ジョリーン」のジャケットも。
自動走行ロボットに乗って、会場内を動き回るスターリン。
昔から、カントリーサイドは政治上の重要な道具でもあった。
自然破壊の危機にある土地を買い上げ、環境保全を目指すスーパー富裕層への言及も。
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