今年の『京都国際写真祭』はリウ・ボーリンに注目です。 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

今年の『京都国際写真祭』はリウ・ボーリンに注目です。

『カーサ ブルータス』2018年6月号より

京都の街を舞台にして開催されている国際的な写真祭『KYOTOGRAPHIE』。シャンパーニュ・メゾン〈ルイナール〉とコラボレーション作品を制作したのは、背景と融合するセルフポートレートで有名な現代美術作家、リウ・ボーリンでした。

祇園の雑居ビルを改装したギャラリー〈y gion〉に展示されているのは、中国人アーティスト、リウ・ボーリンが〈ルイナール〉とともに制作した写真作品。屋上には〈ルイナール・ルーフトップバー〉が会期中の5月13日まで期間限定オープン。●京都府京都市東山区弁財天町19。
世界最古のシャンパーニュ・メゾン〈ルイナール〉とアートには、一体どんな関係があるのだろう? 歴史を遡ればその結びつきが非常に強いことがわかる。ルイナール創業者の叔父にあたるベネディクト派修道僧ドン・ティエリー・ルイナールは当時としては珍しい「美術修士号」を取得していた。アールヌーヴォーの時代には当時の当主アンドレ・ルイナールが、舞台女優サラ・ベルナールの芝居ポスターで一躍有名になった画家アルフォンス・ミュシャにポスターの制作を依頼。麗しいポスターはたちまち人々を魅了し、華やかで新しい時代の幕開けの象徴となった。近年では『KYOTOGRAPHIE』や『FIAC』、『フリーズ』など国際現代アートフェアを数多く後援。その一環として11年前から、年に1人のアーティストを招致し、全くの自由裁量で作品制作を依頼するという活動を続けているのだ。
KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2018 6th Edition「UP」 京都を舞台に開催されている国際的なフォトフェスティバル。世界で活躍する写真家の貴重な作品や秀逸なコレクションを、寺院、歴史的建造物、近現代建築などの特別な空間で展示。第6回となる2018年は15名のアーティストが参加し、5月13日まで開催中。
<strong>KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2018 6th Edition「UP」</strong> 京都を舞台に開催されている国際的なフォトフェスティバル。世界で活躍する写真家の貴重な作品や秀逸なコレクションを、寺院、歴史的建造物、近現代建築などの特別な空間で展示。第6回となる2018年は15名のアーティストが参加し、5月13日まで開催中。