奇跡の展覧会!? フェルメール12点がルーヴルにやってきた! | カーサ ブルータス Casa BRUTUS facebook-a facebook instagram line twitter youtube

奇跡の展覧会!? フェルメール12点がルーヴルにやってきた!

ルーヴル美術館に12点ものフェルメールが集結! 真作は約35点といわれる彼の作品の実に3分の1がアメリカ、イギリス、ドイツ、そして、もちろんオランダからパリにやってきました。世界中を回らないと見られない傑作を一堂に集めた展覧会のレポートです。

開催中の『フェルメールと風俗画の巨匠たち』展会場風景。至高の絵画がずらりと並ぶ。
本展は、どれも一点ずつじっくり見たい名品ばかり。
《天秤を持つ女》1664年頃 ワシントン・ナショナル・ギャラリー
《手紙を書く女》1665〜1667年頃 ワシントン・ナショナル・ギャラリー
《手紙を書く女と召使い》1670年頃 ダブリン、ナショナル・ギャラリー
《リュートを調弦する女》1664年頃 ニューヨーク、メトロポリタン美術館
《ヴァージナルの前に座る女》1671〜1674年頃 ロンドン・ナショナル・ギャラリー
《真珠の首飾り》1663〜1664年頃 ベルリン、国立絵画館
《天文学者》1668年(左、ルーヴル美術館)と《地理学者》1669年(フランクフルト、シュテーデル美術館)
《牛乳を注ぐ女》1957〜1958年頃 アムステルダム国立美術館
《レースを編む女》1669〜1670年頃 ルーヴル美術館
《信仰の寓意》1670〜1672年頃 メトロポリタン美術館
《ヴァージナルの前に座る若い女》1670年頃 個人蔵
開催中の『フェルメールと風俗画の巨匠たち』展会場風景。至高の絵画がずらりと並ぶ。
本展は、どれも一点ずつじっくり見たい名品ばかり。
《天秤を持つ女》1664年頃 ワシントン・ナショナル・ギャラリー
《手紙を書く女》1665〜1667年頃  ワシントン・ナショナル・ギャラリー
《手紙を書く女と召使い》1670年頃  ダブリン、ナショナル・ギャラリー
《リュートを調弦する女》1664年頃 ニューヨーク、メトロポリタン美術館
《ヴァージナルの前に座る女》1671〜1674年頃 ロンドン・ナショナル・ギャラリー
《真珠の首飾り》1663〜1664年頃 ベルリン、国立絵画館
《天文学者》1668年(左、ルーヴル美術館)と《地理学者》1669年(フランクフルト、シュテーデル美術館)
《牛乳を注ぐ女》1957〜1958年頃 アムステルダム国立美術館
《レースを編む女》1669〜1670年頃 ルーヴル美術館
《信仰の寓意》1670〜1672年頃 メトロポリタン美術館
《ヴァージナルの前に座る若い女》1670年頃 個人蔵
日本でもファンの多いフェルメールは、これまでも日本で展覧会が開かれてきた。2008年に東京都美術館で開催された『フェルメール展ー光の天才画家とデルフトの巨匠たち』には一挙7点が来日した。が、パリのルーヴル美術館で開催中の『フェルメールと風俗画の巨匠たち』展には、それを上回る12点が並ぶ。しかもフェルメールが独自の画風を確立した後期のものが中心だ。こんな機会はそうない。ルーヴル美術館でもチケットは数日先まで売り切れている。
本展は、どれも一点ずつじっくり見たい名品ばかり。
フェルメール(1632〜1675年)が活躍した当時のオランダは、経済的にも文化的にも黄金時代を迎えていた。17世紀初頭に設立されたオランダ東インド会社による日本やアジアとの交易などによって、莫大な富がもたらされていたのだ。それによって潤った商人や中産階級は、こぞって家に飾る絵を買い求める。それまで教会の注文に応じて描かれた宗教画に替わって、購買者である市井の人々を描いた風俗画が量産された。フェルメールやこの展覧会で取り上げられているヤン・ステーン、ピーテル・デ・ホーホらは裕福な市民たちに重用され、何気ない日常の一コマをていねいに描いた絵で人気を博した。